育休中の転職【入園取消】になる?退園にならない転職のタイミングと注意点
2024.11.22 2024.11.22
育休明けの職場復帰を考えると、職場環境や復帰後の働き方への不安を払拭できないなど、さまざまな理由から、育休中に転職を考えるワーママは少なくありません。復職後の未来に希望を持てず転職を考えた場合、一番の問題が保育園になります。住んでいるエリアの自治体によっては、待機児童問題など厳しい保活の現状があります。
ワーママが仕事をする・転職をするのは子どもの預け先の確保が何よりも大切です。育休中の転職で、保育園の入園取消・退園人らないためのタイミングや注意点をご紹介します。
育休中の転職で気を付けるべき保育園の注意点・問題
育休中に転職をする場合、保育園の入園が問題になります。保活で勝ち取った、保育園の入園内定が取消になる可能性もあります。育休中の転職で気を付けるべき保育園に関する、注意点・問題点をチェックしておきましょう。
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保育園入園が取消になる可能性
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すでに保育園に通園している兄弟が退園になる可能性
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保育園の入園選考点数が下がる可能性
保育園入園が取消になる可能性
保育園の入園を申し込む際に、育休中の会社名・勤務時間で申請し、審査が行われているので、育休中の入園前に転職をすると、申込内容と違うと判断されてしまい、入園が取消になることもあります。これは、園で決めていることではなく自治体が決定しているので、育休中に転職を考えた場合、産休・育休に入る前の復職予定の会社の復職証明書でなければならないのか、転職先の就労証明書でもよいのか必ず事前に確認しましょう。
自治体によっては、同じ勤務時間であれば就労証明書の会社名が異なってもよいとしていますが、ほとんどの自治体では、入園取消を決定しているので、注意してください。
すでに保育園に通園している兄弟が退園になる可能性
上にいるお兄ちゃん・お姉ちゃんが保育園に通っている場合も注意です。ママが育休中に転職をするということは、一度退職をすることになるので、就業していないとなり、保育園での保育の必要性がないと判断され、退園になる可能性があります。自治体により、原則退園か一定期間内に就業を開始すれば在園を可能にするなど、対応が分かれますので注意しましょう。
保育園の入園選考点数が下がる可能性
「保育園の入園であと1点足りなくて入園できなかった」という話を聞いたことはありませんか。育休中は、保育園の入園選考の際に、就労中として判断されています。保育園の入園が優先されるのは就労中であることです。育休中に退職をして転職活動をする場合は、休職中の扱いとなり、就労中のママより先行点数が低くなります。
また、育休中の転職に成功し内定をもらっている場合は就労中ではなく、就労内定として判断し、時短勤務ではなく振るrタイムでの内定であったとしても、就労中より先行点数が低く付いてしまう自治体もあります。住んでいるエリアによっては、両親ともに週40時間の勤務でも保活は奇美石井場合もあるので、1点の差でも大きな影響を受けることもあります。
保育園入園選考基本指数例
例として、東京都新宿区の夜間保育をのぞく基本指数(点数)をご紹介します。自治体によって異なるので、必ずお住いの自治体に確認をしてください。新宿区では、新しく仕事を始める就労内定の場合は、4点減点となり、現在求職中の場合の点数は7点になります。
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週40時間以上の就労を状態:20/16
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週35時間以上週40時間未満の就労を状態:19/15
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週30時間以上週35時間未満の就労を状態:17/13
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週30時間未満の就労を状態:16/12
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週32時間以上の就労を状態:16/12
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週24時間以上週32時間未満の就労を状態:14/10
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週24時間以上の就労を状態:13/9
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週時24間以上就労を状態:12/8
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週18時間以上24時間未満の就労を状態:11/7
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週18時間未満の就労を状態:10/7
入園取消を回避!職場復帰後の転職がベストなタイミング
退職後も一定期間内に就労を開始すればよい、就労証明書が育休明けに復帰予定としていた会社とは異なっていても問題ないという自治体は少ないようです。それを考えると、入園選考点数からも見て取れるように、厳しい保活をするより、育休明けに一度職場復帰をし、復職証明書を手に入れ、保育園に提出してから転職をするのが、入園取消にならないベストな転職のタイミングです。
入園手続きが完了した後に転職をする場合、育休中の転職の壁である復職証明書をクリアできるので、入園取消になるリスクを回避することができます。
在園条件を必ず事前にチェックしよう
育休明けの復職後に転職をする場合、在園条件は自治体により異なりますが、東京都新宿区の場合、前職の退職日から転職先の就職日までが、3ヵ月以内である、入園月中に前職の勤務日数・勤務時間と同等の就労を開始するという条件があります。
その他に自治体によっては、復帰後は就労時間が減っていても保育条件の範囲内なら在園が可能(時間数に応じた時短保育)としているケースもあります。在園条件は自治体により異なりますので、事前にしっかりと確認しましょう。
育休中の転職で保育園はどうなる?タイミング別に解説
保育園の入園を確定させる、取消しにならないためにも、育休明けに、一度復職したほうがスムーズだと分かっていても、復職に不安が合ったり、家庭の事情などで復職できない、会社から復職に対して育休明けに復職することに対してよい印象を持たれていないなど、育休中に転職を考えている場合の、保育園と転職のタイミング別にご紹介します。
自治体により条件が異なります。あらかじめご自身で自治体にお問い合わせください。
保育園申し込み前に育休中に退職済み
育休中に会社を辞めた場合、仕事をしていない状態なので、保育園への入園は厳しい状態です。これから就活・転職活動を考えていても求職中という扱いになり、入園のための選考点数は、就労している人より大きく減点されます。ただし、空きがある地域や、家庭の事情によっては加算があるため、お住いの自治体に相談をしてみましょう。
保育園申し込み前に内定が出ている
保育園の申し込み前に転職活動をし、内定をもらっている場合は、新しい会社から内定証明書を発行してもらう必要があります。就労予定である就労内定証明書の場合、就労中の人よりも選考点数が下がることが多いのが注意点です。
だからといって、退職前だからと元の会社の就労証明書(復職証明書)を保育園に申し込みの際に提出した場合は、審査内容と実際が異なると判断され、入園が取消になることもあります。内定証明書の場合の減点数はどのくらいか、就労証明書(復職証明書)で申し込みをした場合は、入園取消になってしまわないか、お住いの自治体にしっかりと確認することをおすすめします。
保育園申込後に入園が決まる前に転職する
保育園に申込後、入園選考前であれば、就労内定という位置づけで受付をしてくれるケースもありますが、入園選考点数は、就労中(育休中)の人より下がってしまう可能性があります。また、自治体によっては、保育園の申し込み自体を却下されることもあるので注意が必要です。
保育園申込後に復職せず転職した
原則、保育園の内定を取り消す自治体が多いようです。入園を申込んだ際の内容に沿って選考しているからです。ただし、自治体や、保育園によっては柔軟に対応するとしている場合もありますので、ダメ元かもしれませんが事情を相談してみましょう。育休明けに職場復帰せずに転職を決めている場合は、自治体に復職証明書ではなく、新しい会社での内定証明書、雇用証明書で代替えが可能か、必ず事前に確認することをおすすめします。
育休中の転職は入園を踏まえて活動する
育休中に転職をしたいワーママは、保育園に入れない・入園取消にならないためにも保育園の入園を踏まえて、保活と転職活動をするのがおすすめです。保育園に4月入園を目指す場合には、秋頃には入園の申込みが始まります。
保育園選びは約1年前からスタートするので、それよりも前から、園の方針・施設・環境・預かり時間などリサーチをしておくのもおすすめです。児童館などで、保活情報を得られることももあるので、積極的に情報収集をしましょう。
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前年の4月頃から入園を希望する保育園の見学会に参加をする
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秋に翌年4月入園の募集が始まるので、保育園の入園申し込みをする
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年明け1月頃 転職情報の収集・履歴書や職務経歴書の作成
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2月頃保育園の入園が決定してから本格的転職活動を開始する
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4月保育園入園(育休を取得した現職場の就労証明書を提出)
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4月中旬~5月 職場復帰をし、退職の手続きを行い転職をする
職場復帰後の勤務実績はどのくらい必要?
育休から職場復帰した後に転職をする場合、一定期間の勤務実績を自治体が求めていますが、期間の定めも自治体によりまちまちです。たった1日だけでも勤務実績があればよいとしている自治体もあれば、子どもが保育園に入園した月は復職先への勤務を必須としている、最低でも1ヶ月の勤務実績が必要など、さまざまです。
転職活動で面接の際には、勤務を開始できる見込みの時期を伝えることになりますが、その前に、自治体が定めている復職先への勤務実績期間がどのくらいなのかを確認しておきましょう。
育休中の転職はmamacharmキャリアにご相談ください
育休中に転職を考えているママ、職場復帰をしたけれど先が不安なワーママは大勢います。育休中は、時間にゆとりがあるように見えますが、小さな子どもの有り余った体力と元気絶好調なテンションに付き合いながら家事をこなすのは、大変ですよね。
そのような生活の中で、ママが求める働き方のできる会社や、理想のキャリアを目指せる会社を探すのは至難の業です。転職をスムーズに進めるなら、転職エージェントを活用することで効率的に進むでしょう。
mamacharmが運営しているmamacharmキャリア(ママチャームキャリア)はワーママ専用の転職エージェントのプロとして、ママの求める、働きたいお仕事をご紹介しています。子どもがいたらキャリアを目指せないのは仕方がない?正社員で時短勤務の求人はある?そんなワーママの転職の不安や悩みを一緒に解決に向けてサポートいたします。
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