育休明けに退職したい!有給消化できる?会社に伝えるタイミンや注意点
2024.10.04 2024.11.14
育休中に、今の会社では子育てと両立できないと感じ、育休明けに退社を考えているママも多くいます。職場復帰する予定で産休・育休を取得したけれど、どうしても今の会社で仕事を続けられないと、自分の中で答えが出ていたら、退職を伝えるタイミングや注意点をチェックしておきましょう。また、育休明けに有給消化ができるのかの疑問にもお答えします。
育休明けに退職することは可能
育休は職場復帰を前提に取得しますが、今の職場環境や働き方では、育児・家事と仕事を両立することがどうしても難しいと考え、育休明けに退職を考えているママは少なくありません。通勤・保育園の送迎がキツイと感じたり、残業が多い会社であれば、なおさら不安になりますよね。
なかには、産後からママの体調が優れない、子どもに通院が必要、家族の看病や介護、夫の転勤などといった問題から、育休明けに退職をするママもいます。育休手当(育児休業手当)を受給したら、育休明けに退職はできないと誤解をしている人もいますが、育休明けに退職をすることに法的な問題はありません。仕事を辞めるというのも労働者の権利の一つですから、育休明けに退職することも可能です。
育休明けに退職の意向はいつ会社に伝える?
会社は職場復帰する場合の手続きや、人事体制などを復職の時期に合わせて準備を進めています。退職をすることで少なからず会社には迷惑を掛けることもあるでしょう。育休明けに退職をすると決めたなら、あなたも会社も両者が気持ちよく退職手続きを進められるように、退職の意向を伝えるタイミングが重要になります。
就業規則で退職願を出すタイミングを確認
会社を退職する場合、退職届は法律的には2週間前に提出すれば足りるとされていますが、やむを得ない急病や急な転勤でない場合は、会社の就業規則に則りましょう。
退職日の1~2か月前に退職の意向を伝えることとしている企業が大多数です。在籍している会社の就業規則に合わせて育休が終了する前に会社に退職の意向を伝えましょう。
育休明けに退職を伝える際の注意点
育休明けに職場復帰をせず退職をする場合、伝え方にも配慮が必要です。注意点とあわせてご紹介します。
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電話・メールLINEはNG!直接会社に出向いて話す
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退職理由に注意!ネガティブ発言は避ける
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誠意ある態度で退職を伝える
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感謝と敬意を払う
直接会社に出向いて話すことが大前提
育休を取得して、育休が明けたタイミングで退職したいとは、直接言いづらいですよね。気まずい気持ちになりますし、マタハラを受けていた人は、特にそう思うでしょう。
退職するということは、あなただけでなく、会社や同僚にとっても重大なこともあります。上司の連絡先を知っているからとLINEで伝える、メールで退職の意思を伝えるのではなく、直接会社に出向いて伝えるようにしましょう。どうしても不可能な場合は、まずは上司に電話で伝えましょう。
退職理由でネガティブ発言は避ける
退職の意思を伝えると、ほとんどのケースで退職理由を聞かれますが、本心といえども会社に対するネガティブな発言は避け、子育てと仕事の両立ができないと感じた、子育てに専念したい、子育てのサポートを頼んでいた両親や義両親にお願いできなくなったなど、退職理由は、家庭の事情にしておくと無難です。
誠意ある態度で退職を伝える
上司や同僚は、職場復帰をすることを予定しています。なかには、育休で長期間休んでいたのにそのまま辞めるなんて非常識だと言う人もいるかも知れません。それは、育休中の業務を引き受けてくれていたり、あなたの復職を待っていた気持ちからが大きいでしょう。
育休明けに退職することに限らず、退職をする際は、お互いのわだかまりがないよう、誠意ある態度で退職の意向を伝えることが大切です。
感謝と敬意を払う
育休を取得していた間に、業務を担ってくれた人たちがいるからこそ安心して子どもとの時間を過ごすことができえたのは事実です。マタハラを受けていて、到底そんな気持ちになれないとしても、立つ鳥跡を濁さずということわざがあるように、感謝の気持ちを持ちと敬意を払いましょう。
育休明けに有給を消化して退職できる?
育休期間中は、職に就いている状態とみなされるため有給休暇が付与されます。育休中に有給を使うことはないため、育休明けの時点で、有給が溜まっている場合、有給を消化してから退職したいと思うママもいますよね。
育休明けに職場復帰をせず、そのまま有給消化をすることは法律上可能ですが、有給を使うためには、育休明けに職場復帰をする必要があります。職場復帰した日は出勤をした日にはならず、職場復帰をした日以降に出勤にしなければなりません。
極端な例を挙げると職場復帰後に1日でも出勤をすれば、有給消化はできますが、会社の方針や状況により、思うとおりに有給消化ができないことも大いにあり得ます。自分はもう退職するから関係ないと、そのような状況を強行突破した場合、この先に育休を取得しようと考えている人が、不利になる社内体制ができてしまうかも知れません。
育休明けに退職したら保育園はどうなる?
保育園は、ワーママが職場復帰をすることが前提で、入園審査を行っています。自治体によって異なりますが、育休明けにママが退職をする場合、保育園入園の内定が取消になることも。また、育休前の職場の復職証明書がない場合も入園が取消になる自治体もあります。
厳しい保活を乗り越えて保育園入園の内定が決まったのに、退職のタイミングを間違えると、保育園に入園ができなくなることもあります。育休明けに退職をして、子育てに専念したい場合でなければ、必ず退職の意向を会社に伝える前に、自治体に確認をしましょう。
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育休明けに退職をして転職活動を始めるためにも、子どもを預かってくれる保育園の確保が、ワーママの転職では最優先になります。育休中に保育園の入園内定が決まっているのなら、一度職場復帰をしてから、転職活動をするのがおすすめです。
職場復帰をすることで、保育園の入園が取消になる恐れも最小限になり、改めて保活をする必要もありません。また、職場復帰をすることで、有給の消化もスムーズになるでしょう。
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