育休明けの職場復帰が恐怖・不安なワーママの対処法【時短勤務転職】
2024.08.30 2024.11.22
育休明けの職場復帰が近づいてくると、きちんと職場復帰ができるのか不安になりますよね。肉体的・精神的に育児や家庭のことだけでも精一杯なのに仕事ができるのか、職場復帰をすることで子どもが犠牲になってしまわないか、復帰した職場に自分の居場所はあるのだろうか・・・。
育休から職場復帰を前に、不安を抱えているワーママの「不安」や「恐怖」と感じていることや対処法をご紹介します。育休明けの職場復帰に不安や恐怖を感じているのはあなた一人だけではありません。mamacharmキャリア(mamacharmキャリア)と一緒に前に進みましょう。
育休明け職場復帰が恐怖!不安材料は?
職場復帰を前に保活を経て保育園の入園が決まるまでは、目の前の毎日の慌ただしさで、職場復帰後のイメージが湧いていないママも。いざ保育園の慣らし保育が始まり、子どもと離れる時間ができると、育休後の職場復帰直前と感じ、復帰後の生活を考えるようになります。
とくに第一子、初めての育休の場合、職場復帰後の生活に不安を抱いたり、怖いと感じます。初めてのことは、ママだって不安になりますよね。育休明けに職場復帰をすることを不安に感じたり怖いと思うのはどんなことか、具体的な不安材料と対処方法をチェックしていきましょう。
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子どもや子育てに関する不安
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家事や家庭に関する不安
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働き方や会社に関する不安
復職直前に感じる子どもや子育てに関する不安
育休明け後の職場復帰が不安になる一番の大きな理由は、子ども・育児に関することでしょう。ワーママが安心して仕事に集中できるのは、ママが仕事中に子どもが安全に楽しく過ごせることが第一です。そして、困ったときにサポートしてくれる存在がいるかどうかです。
ワーママが職場復帰をするためには、育休中に保育園を見つけ入園まで辿り着かなくてはなりません。同居家族がいたり、近くに実家・義実家があり子どもを預けられる環境以外なら、保育園に子どもを預けることが、職場復帰の大前提になります。
しかし、待機児童問題が取り上げられているように、エリアによっては保育園の受け入れ人数と志願者の数が合わず、保育園に入園できないこともあります。保育園には認可保育園だけでなく認可外保育園もあります。
入園が決まらなかった場合、認可外保育園という選択肢もありますが、育児・介護休業法では、原則として子どもが1歳になるまでの間、育児休業を取得することができます。1歳になる時点で保育園に入園できないなど、雇用の継続のために特に必要と認められる場合に限り、1歳6か月まで(再延長で2歳まで)育児休業を延長することができるよう定めています。
認可外保育園を利用するだけでなく、育休を延長申請をしながら、保育園の空きが出やすい4月入園を待つのも一つです。
第一希望の保育園に入園できなかった
保育園選びをする際には、園の環境や設備、そして送迎の利便性を重要視するワーママが多いでしょう。保育園が決まったのはいいが、第一希望の保育園ではなかった場合、がっかりするママも少なくありません。
第一志望の保育園でなくても、入園してみたら想像していた以上によい環境だった、思っていたほど送迎の不便さを感じなかったとプラスに感じることも多いでしょう。第一志望の保育園でなかったと不安を感じないためにも、事前に保育園の範囲を広げ、資料だけでなく直接出向いて環境を確認する、ママ友や子育て支援センターなどから保育園の情報を得ることをおすすめします。
子どもが保育園や環境に慣れるか分からない
妊娠中からママと子どもは2人で一つというほど、ずっと一緒に生活をしていますよね。子どもが親と離れる、一人だけで新しい環境に飛び込むのが保育園というケースは多く、ママから離れることで不安と恐怖を感じ大泣きして保育園を拒否する子もいますし、ママもそんな子どもの姿を見て、不安になり心が折れてしまいそうになります。
哺乳瓶で飲むことを嫌がる、お昼寝はママが寝かしつけないとしない、外の音や光・気温の変化に過敏など、子どもの生活に不安があればなおさら保育園に慣れるのか不安になりますよね。
けれど大丈夫です、保育士は保育のプロです。ママと離れるのが嫌で大泣きした子どもを何100人と見てきているでしょうし、子どもの興味を保育園に向けさせる術も持っています。子どもに心配な点があれば、あらかじめ保育士さんに伝えておくと安心です。
子どもの急な体調不良やけが
今まであまり体調を崩すことがなかった子どもでも、保育園での集団生活が始まると、風邪をひいたり体調を崩しやすくなります。発熱していると保育園をお休みしなくてはなりませんし、風邪がよくなったと思ったら、今度は中耳炎になっていて耳鼻科を受診したりと、子どもの急な体調不良やけがにより、仕事を早退したり休まなければならなくなります。
有給日数や仕事の進捗率などによって、会社を休めないかも知れないと不安を感じるワーママは多くいます。夫やパートナーと事前にしっかりと相談をし、お互いが協力して子どもの急な体調変化に対応できるようにしましょう。
困ったときに頼れるサポートしてくれる人がいない
多忙を極める夫やパートナーに頼れないことでワンオペ状態のママもいます。夫が単身赴任中で不在というケースもあるでしょう。
慣れていない土地に住んでいたり、実家・義実家が遠く困ったときに頼れない、近くに住んでいても現役で仕事をしているので気軽に頼めないなど、いざというときにサポートをしてくれる人がいないと、職場復帰をしても困ったときどうすればいいのか、漠然とした不安に襲われます。
また、自分一人で頑張るしかないと、頑張り過ぎてしまう育児中の女性は多く、不安に感じているママの気持ちを自分の中にだけ溜め込んでしまうのも、精神的によいとはいえません。
不安を溜め込み過ぎず、うまくガス抜きをすることは大切です。ママ友や同じ環境の人と話をする、気分転換をすることも必要です。近くに手助けを頼めない場合、ファミリーサポート制度を利用することも可能なので、自治体の制度を調べておくのもおすすめです。
子どもがかわいそう。心無い言葉を言われる
「こんなに小さな子どもを保育園に預けるなんてかわいそう」「子どもに寂しい思いをさせてまで仕事をしたいの?」そんな心無い言葉を言われてしまったワーママもいるでしょう。言葉を発した側は、悪気なく放った一言であっても、受け取る側には、傷つく言葉です。
子どもを保育園に預けて仕事をするのは、母親としていけないことなのか。母親が、一人の人間としてキャリアを求めることは母親失格なのか。そんな極端な考えになり、育休明けの職場復帰を考え直そうとするワーママもいます。
子どもを保育園に預ける・ママが仕事をする・キャリアを築きたいと思うことは、何一つ悪いことではないと考えます。子どもがママと離れて保育園で過ごす時間は、家のなかでは決して体験できない貴重な集団生活を過ごせますし、家族以外の人との接し方を学ぶ、たくさんの遊びができるのは子どもにとって大きなメリットです。
育児や母親としての考え方、仕事の働き方に対する考え方は人それぞれです。家族が職場復帰に賛成をしてくれているのなら、それ以外の他人の意見は、心配からくる意見の一つとして聞き流してもいいのではないでしょうか。
家事や家庭に関する不安
育休中に忙しい子育てをしながらどうにか回っていた家事も、職場復帰をすると手が回らなくなるケースはとても多いです。昼間の時間を会社で仕事をするわけですから、明らかに時間が不足します。
家族のなかで誰よりも早起きをし、朝食の用意をし子供に食べさせて身支度を済ませて保育園に送り出社をし、仕事を終えてお迎えに。そして夕飯、入浴という怒涛のタイムススケジュールです。
職場復帰をしたら、夫や家族に家事のサポートをお願いしてみましょう。保育園の送迎は時間に余裕がある方がする、週末に作り置き料理をして平日乗り切る、洗濯は思い切って乾燥機付きドラム式洗濯機に買い替えるなど、ママ一人で無理をしない環境づくりが家庭内でも必要となります。
働き方や会社に関する不安
育休後の職場復帰に不安を感じるのは、ワーママが目指す働き方ができるか、マミートラックにあわないか、同僚の理解が得られるかなど、会社や職場への不安もあります。
ロールモデルとなる先輩ワーママがいない
育休明けに職場復帰した先輩ワーママがいない、少ない場合、職場復帰が不安になるのは当然ですよね。どうしてこの会社に先輩ワーママが少ないのか疑問を持ったときに浮かぶのは、ワーママが働きやすい職場環境ではないのではないかという疑問でしょう。
先輩ワーママが多ければ多いほど働き方も多様であったり、相談できる人もいますが、そうでなければ不安は増すばかりです。職場復帰前に、上司と育休明けの働き方を含め相談をしておくことをおすすめします。
育休ボケしていないか不安
どんなに仕事を中心とした生活を送っていた女性でも、産休・育休期間と職場から離れていれば、育休ボケをしていないか不安になります。また、育休明けの人は使えないという棘のある言葉を向けてくるかも知れないと考えると恐怖ですよね。
育休中も仕事に関する情報を積極的に収集し、自らインプットをしておくことで育休ボケに陥るリスクを軽減できます。職場復帰前に復職面談を希望したり、先輩や同僚からコミュニケーションを図りながら社内情報を得ておくのもいいでしょう。
キャリアアップが築けるか?マミートラックが怖い
キャリア目標があるワーママは、とくに理想としているキャリア絵の道を進めるか不安になります。会社は、育児や家庭に支障が出ないように業務内容を配慮したり、子どもの急な体調不良に対応できるよう責任の重いポジションを任せないこともあるでしょう。
しかし、それがワーママ本人の求める働き方で測った場合は、キャリアアップの道を閉ざされた、により昇給・昇格を諦めざるを得ないと感じてしまいます。職場復帰後にワーママと会社の考えにミスマッチが起こらないようにしましょう。
ただし会社によっては、育児中の女性に対する業務は軽いものにするという、振るい体質のケースもあります。その場合は、育児中のワーママにもキャリアアップの機会を与える、正当な人事評価を行っている会社に転職をした方が、モヤモヤとした気持ち晴れるでしょう。
本当に時短勤務ができる?残業を断っていい?
子どもが3歳になるまでは時短勤務をしたいと考えているワーママも多く、時短勤務ができるからこそ、育児・家庭と仕事を両立できているという声は多くあります。
子どもが3歳になる前日まで時短勤務ができることは、育児・介護休業法により定められていますが、会社や環境によっては、時短勤務であってもフルタイム同等の業務内容を命じ、残業続きで結果的に時間勤務できていないという例もあります。
また、時短勤務だから定時で退勤する、保育園のお迎えがあるから残業はできないと断ってもいいのか悩みますよね。正社員の時短勤務をきちんと導入している会社もあります。ロールモデルとなる時短勤務中のワーママがいないのであれば、理解を持って柔軟な働き方を推奨している企業に転職をするのもアリです。
時短勤務で収入の減少が不安
育休前にフルタイムで仕事をしていた時期より時短勤務になると収入は減ります。そこから社会保険・厚生年金などが引かれるので、手取りはガクンと減ります。
実際に復職後に給料明細を目にするまでは、具体的な額面が分からないため不安を感じます。また時短勤務であることから、賞与の査定が低くなる可能性が大きいことも覚悟しておかなければなりません。
フルタイムで勤務をしている人がいるのですから、時間軸で評価をすると差が出てしまうのは仕方のないことかも知れませんが、時間軸ではなく業務の実績・パフォーマンスの高さなどワーママの持っているスキルや実績を評価している企業もあります。頑張っている分、しっかり評価をして欲しいという気持ちを認めてくれる会社はあります。
不安を軽くしたい!職場復帰前にできる対処法は?
育休後の職場復帰に対する不安や恐怖を軽減するために、できる対処法を一つ一つやってみましょう。不安なことが何か、原因が分かっていれば対処することはできます。
保育園を決める
職場復帰を果たすには、子どもの保育園入園を決定することです。子どもの預け先がなければ、職場復帰はできません。育休中から保活を始め入園っ審査に必要な情報を集め、家から通える範囲の保育園はすべて下見をする覚悟で回りましょう。
保育園が決まらない場合、最長で2歳半まで育休を延長することはできますが、職場復帰するためには保育園の入園が絶対です。どうしても保育園が決まらない場合は、認可外保育園を検討するのも対処法の一つです。
病児保育・病後児保育に登録をしておく
病児保育とは、病気で保育園や学校に行けない子どもを、ママやパパ、親戚などに代わって一時的にあぅかり、保育や看護を行うことです。一言でまとめると、子どもが熱を出して保育園をお休みするが、ワーママがどうしても仕事がやすめない日に、ママに代わって、子どものお世話や看病をしてくれる保育ということです。
病後児保育とは、風邪を引いて熱を出していたが、熱も下がり回復期にあるものの、未だ保育園・学校に行けない子どもを預かることです。病児保育・病後保育は誰でも利用できるものではなく、原則、保護者の就労などにより家庭での保育ができないことが利用条件になっています。
病児保育・病後保育は、事前に登録や面談が必要となるため時間を調整しやすい育休中に済ませておくといいでしょう。登録をしたからといって利用しないといけない規則はなく、ワーママが困ったときに頼れる場所があると考えておくといいでしょう。
ファミリーサポートに登録をしておく
ファミリーサポートは、自治体が主体となって運営している子どもを預って欲しい人と、子どもを預かることができる人のお互いの信頼関係により行われている、地域の助け合い有償ボランティアです。ファミリーサポートでは、事前に登録・顔合わせをしておくことが必要ですが、保育園の送迎・お迎え後や休園日の預かりをお願いできます。
ただしファミリーサポートとベビーシッターは、できることの内容が異なります。子どもを預かってもらっている間に、夕食や入浴もお願いするなどはファミリーサポートではできません。ファミリーサポートとベビーシッターが行うサービスになるので、違いを確認し、必要であればベビーシッターについても情報を収集しておきましょう。
働き方への不安は早めの対処がおすすめ
職場環境や、働き方は、実際に復帰してみなければ分からないことも多いでしょう。しかし、復帰前から不安や疑問に感じることがあるのなら、早めに対処しておくのがおすすめです。
社内規則の確認
産休・育休を取得している間に、社内規則が変更している場合もあります。子どもが何歳になるまで時短勤務ができるか・時短勤務をしている人に対する人事評価制度があるか・基準はどうなっているのかを確認してみましょう。
また社内に職場復帰をしている先輩ワーママがいる場合は、先輩の声を聞いてみるのもいいでしょう。紙に書かれた制度だけでは分からない、実際の声が貴重です。
時短勤務かフルタイムか決めておく
フルタイムで仕事復帰をすることに不安を抱えているワーママは多くいます。育児と家庭を両立させながら、フルタイムで仕事をするには、体力・精神的にも不安が大きいでしょう。
時短勤務をすることができれば、正社員としての保障を維持しながら、育児・家庭と仕事のワークバランスがとりやすくなります。時短勤務をするとどうしても収入のダウンは避けられませんが、心のゆとりと天秤にかけて考えてみるといいでしょう。時間勤務を選ぶ場合は、給料・人事評価制度についてもしっかり確認してくことをおすすめします。
育休明けの職場復帰が不安なら時短転職もおすすめ
育休明けにすぐ転職するなんて違法では?と疑問に思う人もいるかも知れませんが、法的な問題はありません。職場復帰することなく転職をすることもマナー違反と指摘されるのでは?と不安に思うかもしれません。
しかし、大切なのはワーママの育休明けの職場復帰の不安をなくすことです。職場復帰をする予定で育休を取得し、復帰に対する不安を払拭しようと、前向きに対処をしていても、どうしても不安が残るのなら、育児やワーママに理解があり、ワーママの望むキャリアアップを積める会社に転職するこ方法もあります。
職場復帰をせず転職をする、時短勤務中に転職をするワーママも多くいます。多くの会社が時短勤務は子どもが3歳になるまでとしています。子どもが3歳を過ぎても手が離れるわけではありませんよね。育児はずっと続いていきます。
子どもが大きくなるまで、不安を感じながら仕事をする、描いていた理想のキャリアを諦める。不安を感じたまま、妥協をし続けたまま仕事をするのは、ハッピーとは言えないのではないでしょうか。
mamacharmが運営するmamacharmキャリア(ママチャームキャリア)は、転職エージェントのプロとして一人一人のワーママに合った働き方(時短勤務・在宅勤務・リモートワーク・フレックス制など)と、キャリアアップの両方を叶える正社員雇用の転職をサポートいたします。育休明けの職場復帰に少しでも不安があれば、mamacharmキャリアにご相談ください。