子育てと仕事を両立したいパパの転職を成功させるには?
2025.04.23 2025.04.25

育休(育児休暇)を取得する男性も増えてきましたが、子育ては育休期間だけではなく、続きます。産後に職場復帰をするママに協力したい、残業の少ないに転職をして妻をサポートしたい、子育てに参加したい、子どもとの時間を増やしたいと考え、転職を希望するパパも増えています。
子どもがいるのに父親が転職しても、生活は大丈夫なのか、転職理由が子育てに参加したいでも問題ないのか、不安に揺れる人もいるでしょう。今回は、パパが子育てを理由に転職をする際のポイントや注意点について解説します。
子育て中のパパが転職を考える理由
父親は外で働き、子育ては母親の仕事。そんな時代は、昔の話です。現代では、男性も積極的に子育てに参加をし、働く女性、ワーママとしてキャリアを重ねてい母親も多くいます。子育て中のパパが転職を考えるのは、どんな理由があるのでしょうか。
パパの収入が上がる見込みがない
子どもが生まれて、より責任感を感じますよね。しっかり稼いで教育資金やマイホームの購入資金を貯めたい。家族との明るい未来に向けて、収入アップを目指しても、将来の収入が上がる見込みがない場合、パパが描いた人生設計と折り合いが付かないとなれば、転職を考えるのは当然の心理といえるでしょう。
ママの負担をサポートしたい
職場復帰をするママ、子育てに専念するママの負担をサポートしたいと考えるパパも多くいます。ワーママの場合、仕事が終わってからが戦場と話すママも多く、仕事と子育てのワークライフバランスを保つのが大変な日々です。
子育てに専念している仕事をしていないママであっても、言葉も通じない赤ちゃんや、イヤイヤ期の幼いお子さんの場合、体力、精神的にもママの負担は大きいのが現実です。子育ての疲れから夫婦喧嘩が増えてしまうと悩んでいるご家庭もあるでしょう。
在宅勤務・フレックス制がない
コロナ以降働き方改革が進み、在宅勤務(リモートワーク)やフレックス制度を導入している企業が増えています。自由度の高い働き方を求人でアピールしている場合も多くあります。
在宅勤務の日があれば通勤時間がないので、保育園の送迎ができたり、家事のサポートも可能でしょう。子どもの急な体調変化など、予想していないときの園からのお迎え要請に対応しやすいメリットも。
業種によっては、どうしても在宅勤務やフレックス制を採用できない場合もありますが、同業他社の働き方をチェックしてみるのもおすすめです。
休みが不定期で子どもの行事に参加できない
子どもが小さいうちは、休みがシフト制で不定期でも、子どもと過ごす時間は確保しやすいですが、保育園や幼稚園、小学校と進むと、パパが行事に参加することが困難になります。運動会や保護者参加型の行事、PTA活動などに参加をしたいパパにとって、柔軟に休みを取得できない仕事や職場の場合は、参加が難しくなるでしょう。
残業や休日出勤が多い
残業が多く、帰宅時間はいつも子どもが寝てからになるパパも多いですよね。仕事が定時に終われば、子どもとお風呂に入ったり、一緒に夕食をして家族団欒をしたい。寝かしつけで子守唄を歌ったり絵本を読んであげたい。
今しかない成長の過程を見守りたいけれど残業が多く普段は子どもと過ごせない。せめて休日は子どもと過ごす時間を作りたいと考えていても、休日出勤があると、一体いつ子供と過ごせるかを考えたり、子育てをママに任せっきりになってしまうことで、家庭内の不調和音が気になり転職を考えるパパも多いでしょう。
出張が多く留守にしがち
出張が多いと、どうしても家事や子育ての負担がママに掛かります。出張がない時期にいくら協力的に家事や子育てに参加をしても、パパが家を留守にしている間は、ママはワンオペ状態です。
ママの実家や義実家が近所でサポートしてもらえるといっても、毎日になると負担にもなりますし、大人の手が増えたとしても子どもにとって、パパと過ごす時間が増えることにはならず、子どものそばにいたいと考えますよね。その場合、転勤を断ることで自分のキャリアに影響をするかも心配になります。
転勤がある
転居を伴う異動がある場合、家族で引越しをするか、パパが単身赴任をするかの選択を迫られます。子どもが慣れた保育園を離れても大丈夫なのか、転勤先で保育園や幼稚園に空きがあるかも不安要素です。
また、ママが仕事をしている場合は正社員の座を捨てるのかも判断する上で大きな壁になります。ママのキャリアや家庭の収入の面でも、ママが正社員で働いている場合、話し合いが必要です。
パートであっても、小さな子どもを子育てしながら働くのは、企業にも理解とサポート体制が求められるため、ママの次の転職先が見つかるのかという不安も生じるでしょう。だからといって単身赴任を選択する場合、ママに大きな負担が掛かる、子どもと過ごす時間は大幅に減ってしまいます。転勤のない会社に転勤をするのも、手段の一つです。
パパが転職をするメリット
子どもの誕生により、生き方、仕事について考えるのは、ママだけではありません。パパが子育てを理由に転職をするメリットについてみていきましょう。
ママの負担を軽減し共有できる
パパが子育てや家事に協力をしていても、どうしてもママに負担が掛かり、ほぼワンオペ状態になってしまっているご家庭は多いでしょう。子育ては、何人目でも大変ですし、初めての子育てはもっと大変です。
ママも休んだりリフレッシュをする時間がないと、体も心も疲弊してしまいます。毎日少しでもパパの協力があれば、子育てに余裕が持てると考えているママは大勢います。
それは、単純にパパが子どもと過ごす時間が増える、家にいる時間が多くなるということに限った話だけではなく、子どもの些細な成長や変化の共有、お友達や行事などを夫婦で話せるというのはとても大切なことです。
お互いに、聞いているつもり話したつもりでのすれ違いが出てくることもあるでしょう。パパの働き方を変えることで、ママの負担を減らすことにもなります。
パパと子どもが過ごす時間が増える
パパだって、可愛い我が子と一緒に過ごしたい、時間を増やしたいと考えますよね。しかし父親が働き過ぎの場合、子育てにかかわることが出来ないというのは、今に周知されたことではありません。
法定労働時間は、国が定めた労働時間のことで、労働基準法によって働く時間が制限されています。1日/8時間以内・1週間/40時間以内の労働が原則とされています。もし法定労働時間を超過した場合、労働者に対する割増賃金(残業代)の支払いがあります。
残業代があるから生活が成り立つという声もありますが、パパの帰宅時間で多いのが22時頃。例えば18時の終業後から残業をして、22時に帰宅をする場合、子どもと過ごす時間は、朝食の時間程度になってしまいます。
小学校に入学しあっという間に中学生になると部活動なども本格的にスタートしますから、子どもと一緒に過ごす時間は、限られています。パパが働き方を変えることで、子どもとの限られた時間を一緒に過ごし、かけがえのない時間にしたいですね。
子どもの選択肢を広げサポートできる
パパが子どもや家庭のために使える時間が増えることで、子どもの可能性、選択肢を広げることもできます。小学生になる頃には習い事を始める子どもも出てきます。
1人だけなら、その子に合わせた習い事をさせることは可能ですが、子どもが2人3人と複数人の場合、習い事の送迎も大変です。子どもが習いたいものが同じでも年齢によって時間が異なったり、そもそも興味を持つものが同じとは限りません。
パパが働き方を変えることで時間を作れれば、子どもの習い事のサポートの幅も広がりますし、父親から教えること、パパだからこそおしえてあげられることなど、コミュニケーション能力を育てるための時間にもなります。三つ子の魂百までということわざもありますから、なるべくパパと子どもも一緒に過ごす時間を持てるようにしたいですよね。
パパが転職をするデメリット
転職をすることで、子どもとの時間が増やせる、ママのサポートができストレスを軽減できるなどのメリットは多くありますが、パパが子育てを理由に転職をするデメリットについても知っておきましょう。
転職で収入がダウンすることも
子どもとの時間を増やしたい、子育てに参加したいと考え転職をする際に、働き方や時間と同様に大切なのが、収入です。ライフワークバランスを考えて転職をしても、収入が下がってしまったら、安心して生活ができなくなります。
例えば、残業時間が少なくなれば帰宅時間は早くなりますが、残業手当が減ります。基本給は低いけれど、残業手当があるから毎月の生活費が赤字にならないというご家庭もあるでしょう。
キャリアアップを捨てる
働きやすさや福利厚生に重点を置いて転職をした場合、パパが今まで積み上げてきたキャリアを捨てなくてはならないケースもあります。出張はなるべく避けたい、残業時間も減らしたいとなると、プロジェクトのコアメンバーに入れない、責任のあるポジションを任せてもらえないということもあるでしょう。
そうなると、パパのキャリアアップを諦めなくてはならない、仕事を通した自己成長の機会が減るなど、やりがいを感じられなくなる、仕事が面白くなくなるというパパも出てくるかもしれません。
パパに対する心ない言葉
子育てに参加をする男性が増えてきても、パパに対する理解が追いついていないのが現状です。こそあてや家事は女性がするものと考えていた世代の人が職場に多いと、父親が子育てに参加をするのか、仕事を優先しないのは社会人としてよくない、そんな言葉を掛けられたり、言葉にしなくても雰囲気で感じることもあるでしょう。
社内制度が整っていないケース
ママだけでなく子育て中のパパにとっても働きやすい会社作りを掲げていても、入社してみたら実際は違ったというケースもあります。人事制度を整えようとしていても。現場ではうまく機能していない、制度が認識されず、子育て中のパパに対して理解が得られず、転職しても意味がなかったと感じてしまうケースもあります。
仕事に対するプレッシャー
子育てが理由でなくても、転職をした際には、早く仕事で結果を出そうと焦りが出てしまうパパもいるでしょう。新しい職場環境に慣れるまでは、緊張が続きますよね。
早く仕事で貢献をして認めてもらいたいという思いや、子どもの急な体調不良などで仕事を休んで迷惑を掛けられないというプレッシャーを抱えるパパも。転職をするとそういった焦りは付きものですが、気持ちをおおらかにすることが大切です。
子育て中のパパの転職を成功させる方法
転職活動は、求人票だけでは見えない部分が多くあります。夫婦共働きの世の中になってきているとは言え、大黒柱であるパパが転職をすることに、収入面での不安があるのは否定できません。
また、子育てを理由にパパが転職をする場合、働き方、職場に理解があるかも重要ですよね。だからといってライフワークバランスを主張し過ぎると、転職活動は進みません。
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