子育てと正社員の両立は無理?復職後しんどいと感じたら時短勤務転職
2024.11.08 2024.11.14
安定した収入を得たい・将来のことを考えて、育休明けに正社員で職場復帰をするワーママの体力の消耗、疲労やストレスは、育休中の想像をはるかに超えていることが多く、正社員で仕事をしながら子育てをする現実に、しんどいと感じる人も多いでしょう。
ワーママが、正社員で働き続けることをしんどいと思うことや、限界を感じたときの対処法をご紹介します。
子育てと正社員の仕事両立がしんどい理由は?
職場復帰前に無事、保育園の入園が決まって安心できるのもつかの間、子育て・家庭と仕事の両立に疲れや、しんどさを感じる理由にはどんなことがあるのでしょうか。
子どもは愛おしくかけがえのない大切な存在。けれど大好きな仕事も続けたいしくキャリアも諦めたくない。子育てと正社員の両立に限界を感じ、仕事を辞めたら、収入もダウンしてしまうし、今まで頑張ってきた自分が否定されることになってしまうのではないか?不安に感じたりもするでしょう。
理想と現実のギャップが大きければ大きいほど、しんどいと感じます。子育てと正社員として仕事を両立できるよう、何に対してしんどさを感じているのか紐解いていく必要があります。
子育て・保育園関連でしんどいと感じること
ほとんどのワーママは、自分が仕事をすることで、子どもにどんな影響があるかについて悩むことでしょう。他のワーママと自分を比較して、子どもに寂しい思いをさせてしまっていないか不安になったり、保育園に子どもを預けてまで仕事をするなんて子どもが可哀想と、心無い言葉を言われて傷つくこともあるかも知れません。
子どもの体調不良で保育園を休むのがしんどい
子どもが急に熱を出した、下痢が続いているなどの理由で保育園を休む場合、両親や義両親などに頼れない場合は、ママかパパが仕事を休むことになります。また、当日の体調不良に限らず、子どもが前日の夜に熱がある場合、翌朝熱が下がっていて機嫌がよくても、保育園で預かってもらえない可能性が非常に高いです。
元気なのだから預かって欲しい・仕事を休み辛いというワーママの気持ちは分かりますが、子どもの健康と安全を考え、解熱後24時間以上経過していないと保育園では預かれないとしているケースが多くあります。
保活の際に、 病後児保育を申込んでいる場合でも、予約が取れない、自宅と会社から遠すぎるという理由で、利用ができないことも。その場合は、どうしても仕事を休まざるを得ません。ただでさえ、保育園の急なお迎えに行かなくてはならない、当日の体調不良で休まなくてはならない日もあるのに、子どもが元気になっていても、保育園で預かってもらえず、仕事を休むことにしんどいと感じるでしょう。
慣らし保育期間が過ぎても子どもが慣れずにしんどい
育休明けに職場復帰をする前に、子どもの慣らし保育が始まり、その後にママが職場復帰をします。慣らし保育の期間は1~2週間程度が想定されていますが、子どもが保育園に慣れるまでの期間は個体差があります。
人見知りの強い子、ママと離れる時間がほとんどなかった子どもは、保育園に慣れるまでに時間がかかります。ママから見て、慣らし保育の延長が必要なのではと思うこともあるでしょうし、保育園から慣らし保育期間の延長を相談されることもあります。
慣らし保育期間を延長することで、職場復帰が遅れてしまうことから、会社に対して申し訳ない気持ちと、子どもに辛い思いをさせていると心配になる気持ち、いつになれば保育園に慣れてくれるのかと、イライラした感情になることもあるでしょう。
子どもが楽しく保育園に通うためにも、ママが仕事中に安心して業務に集中するためにも、慣らし保育期間はとても大切です。子どもの性格を見て慣らし保育に時間がかかりそうだと感じた場合は、会社にもあらかじめ相談をし、慣らし保育期間が延長した場合の職場復帰スケジュールを組んでおくようにしましょう。
インフルエンザなどの影響で休園になってしんどい
保育園の主旨は、働いている親の代わりに保育園で子どもを養育することなので、インフルエンザなどで休園になることは小学校と比較して少ないですが、休園の可能性がまったくないわけではありません。
1日の休みならどうにか取得できるけれど連日となると会社に言いづらく仕事を続けるしんどさを感じるでしょう。
夜泣きが続き常に寝不足で身心がしんどい
育休(育児休業)後に職場復帰する際、ママも緊張するように、保育園という新しい環境の変化の過敏になり夜泣きが出る子も多くいます。仕事後に保育園にお迎えに行き、夕飯、入浴を済ませ、家事もこなし、子どもを寝かしつけたらやっと一息つけると思っていても、子どもの夜泣きがひどい、夜泣きが続くことで子どももママも睡眠不足に陥ってしまいます。
睡眠不足が続くことで体の疲労も癒せませんし、心まですり減ってしまうことも多いでしょう。そんな状況で、さらに自宅に仕事を持ち帰っていた場合は、育児と正社員の両立なんて、しんどすぎる、もう限界、仕事を辞めようと極端な答えを出してしまうこともあるでしょう。
ワンオペ子育てのストレスがしんどい
正社員で仕事をしつつ、子育ても家事もママが一人で何もかもしないとならないワンオペは、想像を絶するしんどさでしょう。パパの仕事が忙しくてママをフォローできない、単身赴任中でどうしてもワンオ子育てをしなくてはならないケースもあります。
子どもが生まれる前と変わらないライフスタイルを貫こうとする、寄り添いが少ないパートナーの場合は、どうして私だけ一人でこんなに頑張らないとならないの!と悲しみと怒りに満ちた気持ちになりますよね。いずれにせよ、仕事とワンオペ子育ての負担は相当なものです。
分刻みで時間に追われる疲労で限界を感じしんどい
朝食の用意を済ませ、子どもや家族を起こす。朝食の後片付けや洗濯、なかには夕飯の準備を朝に済ませるワーママもいます。眠たさから子どもがグズる日もあるでしょうし、ママの忙しさから感じるピリピリした空気を察して、子どもが泣いてしまうこともありますよね。
どうにか身支度をして保育園に送り届けても、その後は会社での仕事、仕事後の家事と、ワーママの生活は分刻みで追われる膨大なタスク量がありずっしりとした疲労感に襲われ、心身ともにしんどくなります。
つい子どもを叱っていまい自己険悪になるのがしんどい
仕事と子育ての疲労から気持ちにゆとりが持てない日もありますよね。子どもは大人が予想しないことをして、大人を驚かせます。叱る必要がないのに、自分の余裕よなさから、つい叱ってしまったり、イライラと感情的になってしまったり。
かわいい子どもの寝顔を見て、自分は母親失格なのか、育児と仕事の両立をできている人もいるのに、自分には無理だと自己険悪に陥ることもあります。完璧を求めているつもりはないけれど、余裕のない自分が嫌になる日だってあります。
仕事や働き方に関連するしんどいと感じること
育休明け(育児休業)の職場復帰が思っていた以上に大変ですぎてしんどいと感じるワーママは多くいます。育休で迷惑を掛けているのだからこれ以上何も言えないと我慢をし過ぎていませんか?ワーママが仕事をするのには家庭の理解だけでなく、会社・職場の理解も重要です。
職場や上司の理解がなくてしんどい
男性は外で働き、女性は育児と家事をする。そんな古い考えは、現代の日本では通用しません。共働きが一般的になり、男性も積極的に育児に参加する時代です。
しかし自分の育ってきた環境でしか物事を見れない人、世代的に現代のワーママを理解できない人も一定数います。また早退するの?無理に正社員で仕事しなくてもパートにすればいいのに。
発言している本人は、悪気がなく、むしろ心配から声を掛けていくこともありますが、言われた側は傷つきますよね。その人の価値観と自分の価値観は違うので、気にしないようにしても、理解を得られないことにしんどいと思うことがあるでしょう。
残業ができず迷惑をかけてしまうのがしんどい
他の人は残業しているのに、残業できないの?なんて言われた日には、心はズタズタになりますよね。ただでさえ、保育園のお迎えなどで残業ができず、同僚に迷惑を掛けていると申し訳なくなります。
とくに時短勤務をしている場合、残業ができないことが前提になるので、育休前と同じ業務をする場合でも、子育てに理解のない会社では、育休前同等に仕事を進めるのは困難です。
時短勤務なのに仕事量はフルタイムのままでしんどい
時短勤務で職場復帰した場合によくあるのが、時短勤務で労働時間は短くなっても、業務量がフルタイルのままという問題です。いくら慣れている業務内容であっても、フルタイムと同等の業務量ではしんどくなります。
また、産後も仕事を続けたい理由が、仕事が好きだからというワーママの場合、時短勤務では会社に貢献できていないのではないか、限られた勤務時間で成果が出せていない場合に、仕事が疎かになっているのではと自問自答し、悩んでしまうケースもあります。
マミートラックで悔しい思いをしているのがしんどい
マミートラックは働く女性にとって大きな問題です。子育てと仕事が両立しやすいように、会社側の配慮として、責任や負担の少ない業務に配置換えをされることも少なくなりません。配置換えにより育児と両立しやすいと感じるワーママだけではなく、職場復帰したらバリキャリを目指したい、昇給・昇格をしたいと望んでいるワーママもいます。
ワーママが後者の場合、会社の配慮をキャリア形成から遠のいたと悔しいと感じ、仕事に対してやりがいを持てなくなり転職・退職を考えることもあるでしょう。
子育てと正社員を両立させるには?
ワーママが子育てと正社員での仕事の両立をすることは大変なことです。しかし、働く喜びも手放したくないですよね。ワーママがしんどいとなる前に、事前に準備をしておきましょう。
職場復帰前にパパや家族と話し合う
職場復帰後の生活をできるだけ細かく想定してシュミレーションをしてみましょう。ママだけで子育てをするのではなく、保育園の送迎、急なお迎え、子どものお風呂は誰が担当するか、家事についてもできるだけ協力し合える体制を整えておくことで、職場復帰後のママの負担も軽くなります。
復職面談で上司としっかり話をする
職場復帰前後の上司との面談であらかじめしっかりと相談しておきましょう。保育園のお迎え時間、残業や休日出勤などできること、できないことを明らかにしておくことは会社にとっても管理しやすく両者の認識のズレを最小限にすることができます。
希望のすべてが通るとは限りませんが、相談をしないことには前に進めません。また、子どもが3歳未満の場合は時短勤務が可能なので、時短勤務で職場復帰するのも選択肢の一つです。
ワーママがしんどさを感じたら試してみて
子育てと正社員として仕事をすることがしんどいと感じたら、自分だけで悩むのではなく誰かに自分の気持ちを話してみたり、息抜きをしてみましょう。
先輩ワーママの話を聞いてみる
同じ会社に先輩ワーママがいる場合、相談してみてはいかがでしょうか。同じ境遇を体験している人ならではのリアルな体験談を、くこともでき、解決策を知っているかもしれません。同じ会社でなくてもワーママ友達と話をするのも気分転換にもなりますしおすすめです。
パパや家族に子育て・家事の協力を求める
案外パパや家族には、ワーママのしんどい状況が伝わっていないのかも知れません。しんどさを察してもらうのではなく、何がどうしんどいのか、育児・家事でママがどんなことをしているのか1つずつ書き出してみましょう。名もなき家事の多さにパパや家族も驚くかもしれません。
ママじゃないとできないこと、パパでもできることが明確化できれば、協力を求めやすくなりますし、漠然と手伝って!と伝えるより分担がしやすくなります。
一人の時間や夫婦の時間を作る
仕事には休日があっても、子育て・家事に休みはありません。例えば、パパに子どもとお留守番をお願いして一人でカフェに行く、パパと子どもにお出かけしてもらいその間、ぐっすり昼寝をして疲れを癒す。実家や親戚、ベビーシッターに子どもを預けて夫婦だけの時間を作るのも息抜きになり大切です。
頑張っている自分にご褒美をあげる
毎日頑張っている私えらい!と、自分を褒めて労ってあげましょう。育児子育て・家事・仕事と頑張っているのですから、たまには自分にご褒美を上げましょう。
好きな花を飾る、大好きなスイーツを食べる、良い香りの化粧品を使う、子どもを寝かしつけた後に好きな映画やドラマを観るなど、些細な楽しみがあるとご褒美を楽しみにまた頑張れたりもします。
便利な時短家電の購入を検討する
当たり前にしている毎日の家事が、楽になったらその時間で何をしますか?他の家事をしてもいいですし、子どもに本を読んであげる、一緒に遊ぶのもいいですよね。
ロボット掃除機・乾燥機付きドラム式洗濯機・電気調理鍋・圧力鍋・火を使わないので放置できるオーブン・離乳食作りにも毎日の食事の下準備にも使えるフードプロセッサー・食器洗い乾燥機など、便利な時短家電も多くあります。毎日のことですから、便利な時短家電の購入もおすすめです。
家事代行サービスを利用する
思い切って家事代行サービスを利用するのもおすすめです。頻繁には使えないけれど、年に1回、普段手が回らないお風呂場や台所の換気扇掃を依頼しているという人が多いようです。大掃除の手間も省けますね。
また、家事代行サービスのなかでも、ベビーシッターや料理の作り置きもで人気です。いざというときに頼れる存在として家事代行サービスについてリサーチしておくのもおすすめです。会社によっては、福利厚生で家事代行サービスの補助がある場合もあるので確認してみましょう。
子育てと正社員の両立がしんどくなったら転職もおすすめ
正社員で仕事をすることがしんどいと感じたら、まず働き方について今の会社に相談してみましょう。子育てと仕事が両立しやすいように、短時間勤務制度(時短勤務)・所定外労働の制限・子どもの看護休暇などの制度があります。
残業が多い部署なら、残業が少ない部署に異動を希望する、フルタイムから時短勤務に変更してもらうなど、退職を選ぶのではなく正社員として仕事を続けられるように相談してみるのがいいでしょう。それでも、子育てと正社員としての仕事の両立がしんどいのであれば、子育てに理解があり、ワーママが働きやすい会社に転職をするのも検討してみましょう。
看護休暇の場合、有給か無給の定めはなく、会社の規定によりますが、多くの会社で無給のようです。
時短勤務可能な会社に転職
3歳までの子どもがいる場合、時短勤務が可能ですが、会社によっては、時短勤務に変更し辛い雰囲気があり、正社員としてフルタイムでの仕事に限界を感じて退職をするワーママもいるでしょう。子どもが3歳未満であれば、時短勤務は可能です。また、企業によっては、時短勤務の期間を小学校入学までとしていたり、期間の制限を設けていないこともあります。
在宅勤務・リモートワークできる会社に転職
在宅勤務・リモートワークを導入している会社は多くあります。通勤時間がなくなることで体力・時間にもゆとりが出ます。その分の時間で家事をしたり、朝の保育園の登園時間も遅らせることができます。
また、昼休みに夕飯の支度を済ませたり、家事をしているワーママも多く、保育園のお迎え後の慌ただしさがなくなり気持ちが楽になったという声もよく聞きます。
キャリアを強みにmamacharmキャリアで時短勤務転職
転職活動をして入社後に思っていた会社と違ったという話をする人がいますが、求人表だけでは分からないこと、面接でどこまで希望を伝えてよいか分からず、結果的にミスマッチだったという転職の失敗パターンがあります。さらに子育て中のワーママにとって、本当に働きやすい会社なのか、子育てに理解がある会社なのか気になりますよね。
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