子持ち女性の転職は厳しい?ワーママ転職のタイミングとポイント
2024.10.25 2024.11.14
子持ち女性の転職は難しい・厳しいといわれています。子育てをするなかで、思うように転職活動が進んでいないと悩んでいる女性は多いでしょう。
育休明けに職場復帰しても出産前のように仕事ができない、小さな子どもがいると面接で断られるのでは?ではと、不安な女性に、子持ちでも転職を成功させるタイミングとコツをご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
子持ち女性の転職が厳しいといわれる理由
子持ち女性の転職はどうして厳しいといわれるのでしょうか。それは、子持ち女性は、育児・家事・仕事と毎日慌ただしく、子どもがいない人と比較して働き方に制限があると考えられてしまうからという理由が多いようです。
子どもの体調不良などによる早退や欠勤
子どもは体調を崩しやすく、元気に登園したのに突然の発熱で保育園からお迎えの電話が来ることもしばしば。翌朝熱がなくても、保育園の規則でお休みをしなくてはならないケースもあります。
子どもが保育園を休む場合、誰か代わりに面倒を見てくれる人、協力してくれる人がいなければ、ママが仕事を休まざるを得ません。慢性的な人手不足に悩んでいる会社や、突然の早退や欠勤による穴を埋められない仕事の場合は、子持ちの女性の採用に対して厳しい目を持っている傾向があります。
在宅勤務やテレワークを導入している会社の場合は、柔軟な働き方を採用している会社が多く、子どもが保育園を休む日は、在宅勤務・リモートワークに切り替えることで、子持ち女性でも安心して働ける環境を整えているため、子育て中のワーママを積極的に採用している会社もあります。
残業や休日出勤が難しい
子どもの保育園のお迎えがあり残業ができない、土日祝日は保育園が開いていないから休日出勤ができないなど、子どもの預け先を確保しないことには、残業や休日出勤が難しいのは事実です。
パパや親戚に頼めれば残業や休日出勤もできますが、毎回となると子どものことも考えてためらってしまいますよね。仕事のスケジュールによっては、子持ちの場合制限が掛かってしまうことをあらかじめ理解しておくことも大切です。
出張・異動・転勤が厳しい
子持ち女性の場合、泊りの出張は厳しいと感じるワーママは多いでしょう。パパや実家・義実家などママの留守中に子どものことを任せられれば問題ありませんが、どの家庭でも、協力者がいるとは限りませんし、出張が定期的にある会社や業務は子持ち女性にとって厳しいと会社も考えます。
部署異動によって、残業が多い場合、子どもの保育園のお迎えに間に合わない、子どもに負担をかけてしまうなどの理由から、部署異動を断るワーママもいます。そうなると会社の計画する人員配置に支障が出ると考えられ、子持ち女性を採用するのは難しいと判断されることも。
また転居を伴う転勤があった場合、家族全員にとって大きな負担になります。パパの仕事もあり、子どもたちと離れることを考えると、転勤を断るワーママがほとんどでしょう。
子持ち女性も転職できる!難しいケースは?
子持ち女性の転職が厳しいからといって、転職ができないわけではありません。人手不足や、ワーママが培ってきた経験とキャリアを即戦力として考えている企業も増えています。
企業は、時短勤務・在宅勤務(リモート)・フレックス制を導入することで、パート勤務だった女性を正社員として確保することができます。子持ちだと正社員で仕事をするのは厳しいと、諦めていたワーママにも嬉しいことです。
時短勤務制度を利用する
子どもが3歳までは、母親(父親も可能)が会社に申請をすれば、時短勤務をすることが可能です。会社は時短勤務を求められた場合、認めなくてはなりません。時短勤務で仕事をすることで保育園の送迎が可能になり、残業を減らすこともできます。
在宅勤務・リモート勤務
在宅勤務(リモート)を会社が導入することで、ワーママの通勤時間を削減することができます。通勤時間がなくなることで、時間に余裕ができ、家事の効率が上がる、仕事が終わった後に子どもと触れ合う時間が作れます。
時短勤務で1日6時間しか仕事ができなかった女性も、在宅勤務(リモート)で通勤時間が無くなれば、フルタイムで仕事ができ収入をアップさせることもできます。会社としても働いてもらえる時間が増えれば、任せられる業務も増え両者にメリットがあると考えられています。
フレックス制
フレックス制を導入していてコアタイムがある場合は、決まった時間は出社をしなければなりませんが、自分に与えられた業務を自分の裁量で時間の調整できることから、子持ちの女性でも働きやすい環境だといえます。
シフト制や残業が多い会社は難しい
シフト制の仕事の場合、急な早退や休みがあり、フォローする人が不足している場合、業務に支障が出たり、同僚の負担になることから、転職の難易度は高く、難しいと考えられます。また、残業が多い会社も子持ち女性の転職は、ハードルが高いといえます。とくに繁忙期がある会社の場合、閑散期は早退や欠勤は可能だが、繁忙期は休みが取れず、残業も受けて欲しいと考えている企業もあります。
子持ち女性の転職に適したタイミングは?
子持ち女性が転職を成功させるには、転職のタイミングが重要です。子どもの年齢・成長ごとに検討してみましょう。
早く転職したいなら育休明けの職場復帰後
育休中に、職場復帰をして子育て・家庭と仕事を両立できるか不安になり転職を考える女性、子持ちだと思うように仕事をさせて盛られないと悩んでいるワーママの場合、育休明けすぐに転職をするより、職場復帰から6ヶ月あたりに転職をするのがおすすめのタイミングです。
育休明けすぐに転職となると、保育園の内定が取消になる可能性があり、子どもの預け先が見つからないというリスクがあるからです。また、育休明けで、新しい生活リズムに慣れていないのは、ママも子どもも同じです。
環境が変わり、育児・家事・仕事のバランスに慣れてきてから転職活動をした方が、気持ちも体力も余裕が出ます。また職場復帰であれば、復帰後から有給休暇を取得することもできるので、平日に面接を受けやすくなります。
子どもが3歳になったとき
子どもが3歳になるまで時短勤務を可能としている会社が多く、時短勤務期間終了後に、フルタイムで働けるか不安に感じる女性は、子どもが3歳以降も時短勤務ができる会社に転職を検討するのもおすすめです。時短勤務をしているワーママでも、パフォーマンスが高ければ会社のコアメンバーに迎えたいと考えている企業は増えてきています。
また、子どもも保育園生活にも慣れてきています。3歳といってもまだまだ、手の掛かる年齢ですが、体は強くなってきているので、保育園に入園したての頃より、体調の変化は少なくなっているでしょう。
子どもが小学校に入学したとき
小学校に入学後は、午前中だけの授業になり、通学路の途中までお迎えが必要になるため、思うように転職活動をするのは難しいかも知れません。学校生活に慣れると、授業時間も延びるため、時間的な余裕が生まれるので、小学校生活がスタートし慣れてきてから転職活動を開始するのもおすすめです。
子どもが中学校に入学したとき
子どもが中学生になれば、留守番の心配も大分減りますよね。子どもは、部活動、習い事、塾などで、子どもの帰宅時間も遅くなります。フルタイムで仕事をしても子どもへの影響も少なく、転職の選択肢も広くなります。
子持ち女性が転職の際にチェックすべきポイント
子持ち女性の転職は厳しいといわれていますが、ワーママでも正社員の転職は可能です。子育て中の女性が転職をする際のチェックポイントをご紹介します。
在宅勤務やフレックス制など柔軟な働き方ができる
子持ちの女性にとって、柔軟な働き方ができるかどうか、とても大きなポイントです。在宅勤務(リモートワーク)・フレックス制が可能であれば、通勤時間を省くことができ、その分勤務時間を増やして収入を上げることも可能です。
普段は出社をするスタイルでも、子どもの体調や家庭の事情に応じて在宅勤務・リモートワークが可能であれば、働きやすい柔軟な環境といえるでしょう。
ロールモデルとなる子育て中の女性が活躍している
子育て中の女性がいるということは、育児・家庭・仕事のワークバランスをとりやすい会社だと考えることができます。先輩ワーママがいれば、子どもの体調不良による早退や休みに対しても、比較的理解をしてもらいやすいです。また、悩んだり困ったときに同じ環境、立場で相談できる人がいるということは、仕事をする上でとても心強いことです。
ワーママがやりがいを持って働けるか
子育て中でも、仕事に対してやりがいを感じたい。ワーママでもキャリアアップをしたい。マミートラックで悔しい思いをしているという女性もいます。
働きやすさを重視することで、自分が望む仕事を任せてもらえないケースもあります。転職をしてから、もっと仕事でも輝きたかったのに、思っていたのと違ってしまったというミスマッチを回避するためにも、自分がやりたい仕事なのか、経験を活かせるかどうかも判断しましょう。
福利厚生制度の充実
子持ち女性が働きやすいと感じられる福利厚生制度を設ける会社も増えてきています。バースデー休暇・ファミリーケア休暇・ベビーシッター・認可外保育園費用の補助などです。転職活動中にリサーチをしておけば、自分に使える福利厚生があった場合に仕事をしているイメージを掴みやすくなります。
mamacharmキャリアで子持ち女性の正社員転職を成功させよう
子どもがいることで、転職活動に制限があるのは事実です。だからといって、子持ち女性が正社員で転職ができないことは、ありません。今までの経験やキャリアを活かせる職場、子育てに理解のある会社、ワーママが活躍している会社を選ぶことで、ワーママの正社員転職の成功率は上がるでしょう。
子持ちの女性は、子どもがいない女性と同じような転職活動をするのではなく、転職エージェントを利用するのがおすすめです。転職後に入社をしてから、残業が多い、時短勤務ができない、マミートラックがあったという、転職の失敗を防ぐためです。
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