ワーママがぶつかる小1の壁!正社員を退職して後悔した理由と乗り越え方
2024.10.11 2024.11.08
子育てと仕事を両立させるのは大変なことです。常に子どものことは気になりますし、ママが仕事をしていることで、子どもに寂しい思いをさせたくないと悩んでいるワーママは多くいます。育休明けに職場復帰をしたけれど、子どもが小1になるタイミングで正社員で働くことを断念し退職をした、正社員からパート勤務にして後悔をしたという先輩ワーママもいます。
今回はワーママ・共働き世帯がぶつかる小1の壁の問題点、乗り越え方について解説します。
今さら聞けない小1の壁とは
小1の壁とは、子どもが小学校に入学を機に、仕事との両立が難しくなることを意味しています。保育園入園と育休明けからの職場復帰も、育休中に想像していた以上にきつかったと感じたと思いますが、保育園に通っているうちは、預かり時間が長く、世間が夏休みなどの長期休みの期間でも子どもを預かってもらえるので仕事をすることができたという声をよく聞きませんか。
サポートしてくれる人がいない、仕事が終わるまで子どもに留守場をさせなくてはならない、親が参加する学校行事が増える、子どもの宿題などの管理が必要になることなどから、子どもが小1になるタイミングで正社員で働いていたが退職をする、正社員では仕事を続けられないワーママもいます。ワーママの4人に1人は、小1の壁により正社員を辞める・退職するという社会問題が起きています。
ワーママが退職を考える小1の壁の問題点
ワーママが小学校の入学を期に正社員で仕事を続けられない、退職をするしかないと悩んでしまう小1の壁の問題点の例を挙げてみましょう。
-
時短勤務ができなくなりフルタイム勤務になる
-
小学校の下校時間が早い
-
公的学童が定員オーバーで入れない
-
朝の見送りができず自己嫌悪になる
-
小学校の長期休暇をどうしたらいい?
-
予期せぬ小学校の学級閉鎖や休校が起きたら?
-
保護者が参加する学校行事やPTAが多い
-
毎日の持ち物や宿題のチェックが大変
-
子どもの習い事の送迎ができない
ワーママが時短勤務ができなくなる
多くの企業の時短勤務制度の規定は、子どもが3歳を迎えるまでとしています。育児・介護休業法により、3歳までの子を養育する労働者が希望をする場合、時短勤務制度(1日6時間)を利用することができ、これは企業に対して法的な義務になっています。
しかし子どもが3歳を過ぎた後の時短勤務は企業の努力義務になっており、ほとんどの企業が時短勤務は3歳までとしています。そのため、社内規定に沿って、時短勤務ではなくフルタイムで働かなくてはなりません。子育てを経験した人ならわかりますが、小学生になっても低学年の頃はまだまだ幼く、心配事が尽きないと感じ、フルタイム勤務をするか正社員を辞めるか悩んでいるワーママは多くいます。
下校時間が保育園より早い
保育園は、ワーママが仕事をしている間、子どもを預かってくれますが、小学校は学年ごとの授業の時間割で下校します。子どもが小学校に入ると、特に入学から1ヶ月程度は、昼前には下校になったり、給食が始まり5時間授業になっても14時過ぎには帰宅します。
小学校高学年になれば、授業数が増えたりクラブ活動があるので下校時間が16時頃になりますし、成長と共にしっかりしてくるので、ワーママが帰宅する夕飯前の時間までのお留守番も心配が減りますが、少し前まで保育園に通っていた小1の子どもに留守番をさせるのは、心配になりますよね。
公的学童に入れない
小学校に隣接した公的学童がありますが、ワーママなら子どもを公的学童で預かってもらえるから安心だというのは、公的学童に入れることが大前提です。公的学童が定員オーバーをしていたら、子どもを預けることはできません。
公的学童に入れなかった場合は、民間学童保育・放課後子ども教室・ファミリーサポートの利用などを利用することになりますが、費用の高さ・開所日の少なさ・空きがないということから、子どもが公的学童に入れなければ、仕事を辞めるしかないと考えるワーママは多いといえるでしょう。
朝の見送りができない
保育園に送る時間はワーママやパパの通勤時間に合わせていた家庭がほとんどでしょう。朝、保育園に送る時間は7時30分~8時15分までの家庭が多いようです。
小学校の登校時間は、住んでいる市町村によっても差がありますが、8時~8時20分としている学校が多く、子どもが家を出る前にワーママが仕事に出るため、朝の見送りができないことで、子どもに対して罪悪感を感じているワーママも少なくありません。時短勤務期間が終了することで、家でお帰りなさいと迎えてあげられないのなら、せめて朝の登校を行ってらっしゃいと笑顔で見送りたいと思いますよね。
夏休みや冬休みの長期休暇
保育園は、基本的に日曜・祝日を除いて、ワーママが仕事に行っている間は子どもを預かってくれますが、小学校には長期休暇の夏休み・冬休み・春休みがあります。学童に入っていれば、子どもを預かってもらえますが、保育園のように給食はありません。
長期休暇で子どもを学童で預かってもらう日は、ワーママが仕事に行く前にお弁当の用意をすることが必須になります。たまにのお弁当作りなら頑張れると感じても、毎日となると、ワーママの負担も大きくなります。
また、子どもが最初は楽しんで学童に通っていても、次第に行きたくないと言い出すこともあります。実家や親戚など、子どもを預かってくれる人がいるなら助かりますが、長期休暇は小1の大きな壁といえます。
予期せぬ学級閉鎖や休校
インフルエンザが流行すると、小学校では学級閉鎖や休校などの措置を取ります。その場合、学童を利用することはできませんし、ママ友にお願いするわけにもいきません。小学校高学年になれば、心配は減りますが、小1や低学年の学級閉鎖や休校時に一人で留守番をさせるのは防犯なども含めて心配になります。
保護者が参加する学校行事が多い
保育園に通っている子どもは、ワーママ家庭ということが前提になっているため、保育園の行事の日時が考慮されていることが多かったと思いますが、小学校に入ると、授業参観・保護者会PTA活動など親が参加するケースが多く、また平日に行われるので、そのたびに有給を使うことになります。またPTAの役員や係り決めは、仕事をしているワーママだからといって免除されることは、ありません。
持ち物や宿題のチェックが大変
保育園では先生が連絡帳にその日の様子について丁寧に書いて教えてくれたり、ワーママが感じる疑問を連絡帳に書くと細かに教えてくれるたり、配布されるお手紙で持ち物などを把握することができますが、小学校に入ると、子どもが書いてくる連絡帳がメインになります。教科書・ノート・ドリル・体操着やその他授業で使うものなど、用意をするものが増えるため、小1のうちは、なおさら、学校の持ち物の準備を手伝う必要があります。
また、宿題をきちんと済ませたかのチェックをしたり、時には一緒に宿題をすすめたり、国語の音読を聞いてあげることも。仕事と家事にプラスして、子どもへのフォローが増えるので、仕事とのワークライフバランスを考え直したいという気持ちが、ワーママのなかに出てくるでしょう。
子どもの習い事の送迎
小1になってから習い事を始める子どもも多くいます。ピアノ・サッカー・ダンス・書道・学習塾など、子どもの可能性を広げてくれる習い事はチェレンジさせてあげたいと思う反面、送迎の問題が出てきます。子どもが小学校から帰宅して習い事に連れて行くとなると、フルタイムで働いているワーママには現実的に無理があります。
兄弟で上の子も通っている、近所のお友達も通い保護者が送ってくれる、仕事帰りにお迎えに行く、バスで送迎してくれる習い事を選ぶなどの選択肢がないとなると平日に子どもの習い事をさせるのは厳しくなります。
小1の壁が理由で正社員を退職してよかったこと
子どもが小学校に入学する、小1の壁にぶち当たり正社員を辞める・仕事を退職するワーママもいます。小1の壁が理由で、ワーママが正社員を辞めてよかったと思うこと、フルタイムで仕事を続けていたら大変だったと感じることをご紹介します。
-
子どもと過ごす時間が増やせる
-
規則正しい生活習慣で過ごしやすい
-
ママが自分の気持ちにゆとりを持ちやすい
子どもとの時間を増やせる
子育て中のワーママでも子どもとの時間はもちろん作り、しっかりと子どもと向き合い愛情を注いでいますが、正社員のフルタイムで仕事をしているワーママは、物理的に時間が足りないこと事実です。完全に仕事を辞めなくても、正社員のフルタイムという働き方以外を選べば、子どもとの時間を増やすことができます。
子どもに規則正しい生活習慣を身に付けさせられる
仕事が終わり、保育園に急いでお迎えに行き、夕飯、入浴、一日の出来事を子どもと話していると、いつの間にか22時を過ぎていたということありますよね。小学校に入ると保育園より規律のある集団生活になり授業も始まります。
早寝・早起き・自宅学習習慣を身に付けて、健康的な体づくりを子どもにさせたいと考えている場合、小1からスタートすることは、よいことです。
ママの気持ちにゆとりが持てる
正社員のフルタイムで働きながら、育児と家事もこなすのは、とても大変なことです。時間も足りない、ワークライフバランスが思うようにいかないことで、ママがイライラしてしますこともあるでしょう。それは、ワーママに限ったことではありません。
子どもは親の変化や様子をすぐに感じ取ります。正社員のフルタイムでの仕事を退職したことで、時間と気持ちにゆとりが持てイライラすることが減り、子どもと落ち着いた気持ちで過ごせるというママもいるでしょう。
小1の壁が理由で正社員を退職して後悔したこと
ワーママが仕事を退職することで、よかったと思うことがあるように、退職して後悔することもあります。小1の壁でワーママが退職を決めるのは、あくまでも自分の意思です。子どものために正社員を辞めた・仕事を退職したと考えてしまうのはNGです。
-
退職した分、収入がなくなる
-
孤独や焦りを感じてしまう
-
正社員での再就職のハードルが上がる
収入がなくなる
ワーママが仕事をしていれば、その働き方に応じた収入を得ることができます。しかし仕事を辞めれば、洋服や靴、化粧品などに関する出費は減りますが、ゼロにはなりませんよね。
収入があれば、家族で外食や旅行に行く機会が増える、子どもに習い事をさせることもできるでしょう。しかし、働かなければ収入を得ることはできません。
孤独や焦りを感じる
今まで仕事を続けてきたワーママが、仕事を退職した後に孤独感を感じやすいともいわれています。退職後、ゆっくり過ごせることに喜んでいたものの、気が付いたら、家族以外の人と会話をすることが減り、寂しさや孤独感を感じるワーママも。また、友人が仕事をしていたりかつての同僚の仕事ぶりを知り、自分だけ取り残されているのではないかと、焦りを感じることもあるでしょう。
正社員での再就職が厳しい
子どもが小学校に慣れ、高学年になったら仕事を再開したいと考えて、退職するワーママは多くいますが、ブランクがあること、年齢を重ねていることで、正社員での再就職が厳しくなることもあります。
小1の壁にぶち当たったら転職を考えてみる
育休を経て職場復帰をし、慣れない育児と仕事の両立。体力的にも精神的にもいくつもの壁を乗り越えてきたけれど、小1の壁だけはどうにもならない。もう正社員を辞めるしかない・退職しか道がないと悩んでいるワーママに、一度考えてみてもらいたいのが、ワーママが子育ても仕事も両立できる会社に転職をするということです。
仕事を続ける環境が整っているのなら、小1の壁を理由に正社員を辞める必要性は低くなります。ワーママ向けの転職エージェントには、子育てと仕事を両立したいワーママを積極的に採用している企業の求人が多く集まります。退職を決める前に、転職を検討してみるのもおすすめです。
mamacharmキャリが小1の壁の転職をサポート
mamacharmが運営する、ワーママに特化した転職エージェントのmamacharmキャリア(ママチャームキャリ)には、正社員で時短勤務・在宅勤務(リモート)・フレックス制を導入している企業の求人が多く集まっています。
正社員で仕事を続けられる安心感
やはり仕事をする上で、正社員という雇用形態は外せません。給与・ボーナス・保険・福利厚生などあり、収入だけで転職先を選ぶことはおすすめしませんが、仕事を続けるのなら正社員で安定した収入と将来を望むのは、労働者の自然な感情です。
子どもが3歳以降も時短勤務可能
多くの企業が時短勤務は子どもが3歳になるまでとしていますが、mamacharmキャリアでご紹介する求人は、3歳以降も時短勤務が可能なお仕事。子どもの留守番時間を短くすることができます。放課後の習い事の送迎もしやすいのも嬉しいメリットです。
在宅勤務で急な学級閉鎖や長期休暇にも対応
普段は出社をして仕事をしていても、必要に応じて在宅勤務(リモートワーク)が可能なら、子どものスケジュールや急な休みにも合わせることができます。
フレックス制なら朝の見送りも
フレックス制なら、自分の裁量で仕事を進めることができるので、小学校生活の環境の変化にも対応しやすくなります。
ワーママでもキャリアアップできる
女性は子どもを産んだら、自分の仕事やキャリアを諦めなくてはならない。そのような古い考えにとらわれない、ワーママを即戦力として採用している企業の求人も多くあります。
小1の壁に悩んだらmamacharmキャリアにご相談ください
小1の壁で、退職するしかないと悩んでいるなら、抱えている悩みや、あなたが本当に望んでいるワークライフバランスについて、mamacharmキャリアにぜひご相談ください。
ワーママ向けの転職エージェントのmamacharmキャリアのアドバイザーが、あなたに寄り添い小1の壁の打開策を一緒に考えます。子育ても仕事も思いっきり楽しむ。そんな生き方をmamacharmキャリアと目指しませんか。