赤ちゃん1ヶ月検診内容は?持ち物や服装を事前にチェックでママも安心

2022.11.13 2024.02.27

赤ちゃんの1ヶ月検診が、ママと赤ちゃんにとって初の外出になるという方も多いでしょう。産後1ヶ月の頃は、まだまだママの体調も完全ではありません。それでも赤ちゃんのために、慣れないおむつ交換、授乳、沐浴、家事もあります。そして夜泣きでママの疲れも溜まってきている頃です。

赤ちゃんの1ヶ月検診では、赤ちゃんの成長の様子だけでなく、産後のママの体調もチェックします。医師や看護師さんがママのことをしっかりサポートしてくれる場所でもあります。赤ちゃんと初めての外出になる1ヶ月検診について、1ヶ月検診の内容、持ち物、服装等を分かりやすくまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。



赤ちゃんの1ヶ月検診の内容は?どんなことをする?

1ヶ月検診では、赤ちゃんが飲めているか、うんちやおしっこを出せているか、病気はないかを確認し、身体測定、運動機能、斜視、視覚、黄疸の有無を中心に赤ちゃんが退院後からどのくらい成長をしているかを診察していきます。産後入院中に赤ちゃんの聴覚検査であるスクーリング検査を受けていない場合は、1ヶ月検診で実施されることもあります。

身体測定

赤ちゃんの身体測定は、体重、身長、頭囲、胸囲を計測します。出産時に母子手帳にも記録されているので、出産した時と比較してどのくらい成長しているかとても分かりやすくなっています。

運動機能

運動機能は、原始反射ともいわれています。原始反射は、新生児(生後4週間)までの赤ちゃんにだけ見られ、無意識で反応しています。

把握反応

    生まれてすぐの赤ちゃんの手に指で触れると、ギュッと赤ちゃんが握ってくれますよね。赤足の指に触れた場合も手に触れた時と同じように足の指をギュッとします。

モロー反射

    テレビや大きな声のくしゃみ、車のクラクション等、大きな音に赤ちゃんが驚くと、モロー反射が出ます。音に驚いて両手を伸ばし掴むような反応をします。

吸啜反射

    赤ちゃんが、おっぱいやミルクを吸うときの原始反射です。赤ちゃんの口元に指を持っていき、吸おうとするか反応を見ます。

非対称性緊張性頸反射

    赤ちゃんを仰向けに寝かせ、顔の向きを左右どちらかに向けます。顔が向いた方の手足は伸びて、反対側の手足は曲がる反応を見せます。左右それぞれに顔の向きを変えて手足の反応を確認します。

目の見え方を確認

目に異常がないかを確認します。目の色、瞳孔の反応、視覚、斜視の有無を診ていきます。1ヶ月検診を受診する頃の赤ちゃんは、まだ世界をぼんやりと見ているといわれますが、目の前に出した指を動かし追視するかどうかをチェックします。

黄疸

黄疸は、肌が黄色っぽくなるので比較的見つけやすい症状です。産後、赤ちゃんの黄疸の治療や観察のために入院した経験がある赤ちゃんも多いでしょう。

おへその状態

お腹の中にいる間は、赤ちゃんとママはへその緒で繋がっています。出産時にへその緒を切るので、赤ちゃんのおへそには短くカットされたへその緒がまだ付いています。自然とへその緒はとれますが、嫌な臭いがしないか、化膿していないかおへその状態を診ます。

赤ちゃんについてこんなことを聞かれました

医師との問診で、赤ちゃんの普段の様子についについて医師からよく聞かれることをご紹介します。

  • 母乳?ミルク?よく飲むか、少量か、回数は?
  • 飲んだ後、ゲップは出ている?
  • うんちの回数や状態は?
  • おしっこの色や回数は?
  • 睡眠サイクルは?

先生に赤ちゃんについてこんな質問をしました

赤ちゃんのことで、ママから医師に対して多い質問内容です。ママの参考になると嬉しいです。どんな些細なことでも医師や助産師に相談しましょう。

  • 母赤ちゃんの体重が増えているか心配
  • 母乳からミルク混合や、完全ミルクにしてもよい?
  • 赤ちゃんの頭皮や顔の湿疹が心配。
  • 赤ちゃんの耳掃除はどうしたらよいの?
  • 授乳で乳首に水膨れができたり切れてしまって痛い。

ママは1ヶ月検診で何をする?

赤ちゃんの1ヶ月検診は、ママの産後の健康状態を確認するだけでなく、困っていることや悩み事はないかも含めた問診を行います。妊娠、出産という大仕事を成したわけですから、体疲れやすいのは当然です。
女性ホルモンのバランスもまだまだ整っていないので、メンタルに波が出て不安定になるのもまったくおかしなことではありません。

ママへの問診内容

  • 会陰切開や帝王切開をした箇所に痛みはないか?
  • ママ、疲れすぎていませんか?
  • 赤ちゃんのお世話、育児は楽しいですか?ストレスを感じていますか?
  • 赤ちゃんのことで相談できる人、育児を協力してくれる人はいますか?
  • 赤ちゃんの育児で支援して欲しいことはありますか?

ママの検査項目

    一般的には、尿検査、血液検査、血圧測定です。妊娠中や出産後の体調に応じて、その他の検査を追加する場合もあります。

医師による診察

    産後の子宮の状態を医師による診察でエコーや内診で確認します。産後、悪露の状態など気になることがあれば、医師に相談しましょう。

助産師と面談

面談というとなんだか堅苦しい印象ですが、気軽に赤ちゃんのこと、ママのことを何でも話せる時間と考えてください。おっぱいの状態、授乳について、ミルクの飲ませ方、赤ちゃんのオムツ交換のコツ、一人で沐浴させるのが苦手、まとまった睡眠時間がなくぐっすり寝ることができなくて辛い!等、どんな内容でも大丈夫です。
もちろん!我が子が最高に可愛いとのろけ話だって遠慮せず、我が子自慢してくださいね。

1ヶ月検診の持ち物を事前にチェックしよう

母子手帳と保険証は、マストアイテムです。授乳ケープがあれば待ち時間にその場でサッと授乳できるのでとても便利ですが、バスタオルでも代用できます。

バスタオルがあれば、授乳ケープとしても使えますし、おむつ交換の際に敷くこともできたり、赤ちゃんの体温調節のために掛けることもできるのでバスタオルは便利なのでおすすめです。

1ヶ月検診の持ち物リスト

    □母子手帳
    □ママの保険証
    □赤ちゃんの保険証(あれば)
    □乳幼児医療症
    □乳児検診無料券(自治体による)
    □お金
    □おむつ
    □おしりふき
    □赤ちゃんの着替え(まさか!のおむつ漏れにも安心)
    □オムツ交換台シート(必要な人は)
    □授乳ケープ(母乳の方はあると便利)
    □哺乳瓶
    □ミルク
    □ミルク用お湯
    □ミニタオル(目元や口元を拭く)
    □ティッシュ
    □ビニール袋(汚れてしまった服を入れるのにも便利)
    □哺乳瓶用乳首(事前に医療機関から必要な場合は通知があります)
    ※K2シロップを服用させる際に必要なこともあります

1ヶ月検診の費用相場はどのくらい?

1ヶ月検診の費用は各自治体により異なります。1ヶ月検診の費用相場は、3,000~5,000円という自治体が多いようです。

10,000円用意をしておけば安心だと思いますが、念のため事前に医療機関に問い合わせると、1ヶ月検診でかかる大まかな費用相場を教えてくれるので、電話で聞いてみるとよいでしょう。

1ヶ月検診赤ちゃんとママの服装は?

1ヶ月検診ではオムツ1枚で診察を行うので着脱しやすい服装がおすすめです。

赤ちゃんにおすすめの服装

    留めやすいスナップボタンが便利です。
  • 前開きの肌着
  • 前開きのベビー服
  • オーバーオール

ママにおすすめの服装

  • スカート(内診があるのでパンツより着替えが楽)
  • 授乳をするママは、トップスは前開きタイプや授乳服を選ぶとよいでしょう。

抱っこ紐?それともベビーカーどっちがいいの?

1ヶ月検診を受診する際に、抱っこ紐がいいのかベビーカーがいいのか悩むママも多いですよね。まだ首が据わっていない新生児の赤ちゃんでも、新生児対応の横抱き用の抱っこ紐は選ぶといいでしょう。ママの心音と温もりを感じて赤ちゃんも初めての場所でもリラックスするかもしれません。

ママの体調や付き添いの有無によりベビーカーの方が1ヶ月検診を受診しやすいこともあります。付き添ってくれる方はいるのか、医療機関までの交通手段、荷物の大きさをふまえて、抱っこ紐、ベビーカーを選択するとよいでしょう。

気になることは相談しよう

初めての赤ちゃん、上の子がいても赤ちゃんも一人一人個性が異なるので、気になること、心配なことはあります。1ヶ月検診では、退院後から生活に戻り大変なことが多くあります。1ヶ月検診を待たずに、医療機関に相談することもおすすめです。

退院後初めての外出になる1ヶ月検診は、頑張るママも久しぶりに外の空気を吸って気分転換になると良いですよね。事前に1ヶ月検診の内容や持ち物を準備して、安心して1ヶ月検診をお迎えください。1ヶ月検診がママにとって良い時間になりますように。





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