お箸の練習いつから始める?開始の目安は?正しく持てるようになるコツ

2022.11.13 2023.09.06

お子さまがスプーンやフォークを上手に自分で使えるようになると、気になるのはお箸ですね。ご家族や周囲の大人が使う箸に興味を持つ子も多いでしょう。お箸の練習は早い方がよいと聞くけどいつから練習を始めればいいのか気になるママに、お箸の練習を開始するのに適した時期、タイミング、正しいお箸の選び方をご紹介します。

お箸の練習はいつから始める?1歳からって本当?

子どもの成長は一人ひとり異なりますので、いくつになったらこれができるようにならないといけない。ということは、ありません。離乳食を始めていくと、掴み食べから始まり、ママとパートナーの愛情で食事の楽しさを知り、練習を重ねてスプーンやフォークを使い始めます。

1歳頃から箸に興味を持ち始めて、箸を触って見様見真似で口元に箸を運ぶお子さまもいます。お箸に興味を持ち始めたタイミングで、お箸の練習を始めようとお考えのママやパートナーもいるかも知れませんが、焦りは禁物です。

お箸を使って食事ができれば持ち方はどうでもいいわけではなく、お箸を正しく持って使うことが求められます。1歳で箸に興味を持つことはとても良いことですが、お箸の練習にはまだ早いと言えるでしょう。間違った箸の持ち方を身に着けてしまうと、あとから箸の持ち方を直すのはとても大変ですので焦らず進めましょう。

お箸の練習を開始する目安は?これができたらお箸に挑戦

お箸の練習を始めるのは幼稚園、保育園に入園後3~5歳が一般的とされています。具体的なお箸の練習開始の目安として、手指をしっかりと動かせるということが大切になりますが、中でも親指、人差し指、中指に注目します。

これができたらお箸練習スタートしてみよう

  • フォーク、スプーン、鉛筆を親指、人差し指、中指でしっかり持てている。
  • 鉛筆を持ち四角を書くことができる。
  • パーにした手の状態から、人差し指と親指の2本の指を繋げて丸を作ることができる。
  • じゃんけんのチョキができる。
  • ハサミを使うことができる。

この他にも、ボールを投げることができる、雑巾を絞ることができるようになった頃からお箸の練習を始めたママもいらっしゃるようです。うちの子にはまだ早いかな?と思っていても、幼稚園や保育園のお友達がお箸の練習を開始したことで興味を持つお子さまも多いので、興味とやる気を尊重してあげるのもおすすめです。

指の役割とは?

私たち大人が無意識に行っている手指の動作にも、実は指の役割と発達が、大きく関係しています。指の発達は、小指、薬指、中指、人差し指、親指の順に進んでいきますので、鉛筆を正しく持てるというのは、お箸練習を開始するのに必要な指の発達ができているという合図になります。

親指、人差し指、中指の役割

  • 物をつまむ、操作する、動かす

薬指、小指の役割

  • 握る、支える、固定する

お子さまに合ったお箸の選び方

お箸の練習を始めるなら、お子さまの手のサイズに合った長さのお箸を用意しましょう。3歳以下のお子さまなら目安として15cm以下、3~5歳のお子さまの場合は15~17cmの長さのお箸がおすすめです。

お箸は、なるべく滑りにくいタイプを選びましょう。プラスティック製のお箸より、木製のお箸の方が滑りにくくなっていますが、好きなキャラクターデザインのプラスティック製のお箸を選びたがるお子さまも多いです。プラスティック製のお箸を選ぶ際は、お箸の先に滑り止めが付いているタイプを選ぶとよいでしょう。

お子さまに合ったお箸の長さを知る方法

    親指と人差し指をまっすぐ伸ばし、直角にした長さ×1.5=手のサイズに合ったお箸の長さ

お箸の練習には正しい姿勢と座り方も大切

お箸の練習を始めると、手元のお箸にばかり注目しがちですが、お箸を正しく持ち使うためには、姿勢よく座ることも大切です。椅子を使う場合は、奥行きが深すぎない、足が宙でブラブラしない方が落ち着きやすいので、お子さまの体格に合っていない椅子の場合は、椅子と背中の間にクッションを挟む、足がブラブラしないように、台や段ボールを置くのもおすすめです。お箸の練習をする時は、食事のマナーも教えてあげましょう。

お箸の練習と同時に教えたい食事のマナー

  • 食事の前にトイレを済ませる。
  • 食事の前に手を洗う。
  • 「いただきます」「ごちそうさまでした」の挨拶をする。
  • 食事中は、肘をつかない。
  • 口を閉じて食べる。
  • 左手でお茶碗を持つ。

イライラしたくなってもぐっと我慢

お箸の持ち方を教えても直ぐに持てるようには、なりません。お子さま自身もうまくお箸の練習ができないとぐずり始めてしまったり、お箸の持ち方を教えているママやパートナーも段々とオーバーヒートしてイライラしてしまうこともあります。

お子さまがお箸の練習を嫌がる、ママやパートナーがイライラしてしましそうな時は、お箸の練習を一旦ストップしましょう。無理にお箸の練習をするのではなく、一度気持ちをリフレッシュすることが大切です。指先を動かすために、粘度、手遊びの歌、鉄棒遊びもお箸の練習におすすめです。お子さまと楽しく遊びながら無理なくお箸の練習を進めていきましょう。

補助箸からスタートするのもおすすめ

お箸の正しい持ち方は、大人でも案外難しいですよね。お子さまに言葉で説明し、手をとって教えても、もなかなか伝わりにくいものです。そこでおすすめなのが、補助箸です。

正しいお箸の持ち方が身につくよう、お箸にリングが付いていて、リングに指を通すだけで正しくお箸が持てる便利なお箸練習グッズです。最初からお箸で練習するのもよいですが、補助箸を取り入れるのもおすすめの練習方法の一つです。

小学校入学までにお箸が使えると理想的

お箸の練習が進まないと気にしているママも多いでしょう。幼稚園に入園したのにまだお箸が使えない、他の子はお箸を使えているのにうちの子はまだ正しい持ち方もできない、お箸で食事をすると食べこぼしが多い等、気になるかもしれませんが、お箸が使えるようになる目安としては、小学校入までを目標にするとよいとされています。

5歳頃になると指も成長して上手に動かせるようになるので、小学校入学前には上手にお箸で食べ物を掴み口へ運ぶという動作ができるようになりますので焦らずお箸の練習にチャレンジしてみてくださいね。



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