会陰マッサージにおすすめ!人気のカレンデュラオイルの効能効果・使い方
2023.06.22 2024.02.02
出産が近づくと、陣痛はどれだけ痛いのか?だけではなく、会陰切開や会陰裂傷について気になるママも多いでしょう。会陰の傷や痛みの具合で出産後の赤ちゃんのお世話が大変だった!なんて声を聞くと、心配になりますよね。
分娩時は、医師や助産師が介助することで、会陰裂傷が起こらないように進めてくれますが、ケースによっては会陰切開が必要になります。会陰の伸びをよくすることを目的とした会陰マッサージのやり方のポイントやメリット・デメリット、会陰マッサージにおすすめのカレンデュラオイルの効能や効果についてご紹介します。
千秋 里香 先生監修
メイプルベルクリニック院長、日本産科婦人科学会認定専門医、医学博士
会陰マッサージをする目的は?
皆さんは、会陰が、どの部位に当たるのかご存じでしょうか。会陰は、膣と肛門の間の部位を指します。分娩で、赤ちゃんの頭が膣口から出るときに、会陰に大きな負担がかかります。
会陰の伸びが鈍いと、会陰が裂けてしまうことがあります。会陰切開も痛そうですが、裂けてしまう会陰裂傷は傷も深く痛みも強いため、会陰裂傷を避けるために必要に応じて、分娩時に会陰切開が行われることがあります。会陰マッサージは、会陰裂傷や会陰切開を防ぐことを目的としたマッサージケアです。
分娩時に赤ちゃんが出てくるのに時間がかかりすぎると、赤ちゃんの心拍が低下してしまうこともあるため、赤ちゃんが安全に外に出てくるために多くの場合、会陰を3~4cm程度切開をします。会陰裂傷するくらいなら、会陰切開で切ってもらった方がマシだという考えもありますが、デリケートな場所を切るのですから、その後は、やはり痛みます。
産後は、直ぐに赤ちゃんのお世話が始まります。授乳やオムツ替え、そして抱っこ。分娩で体力を消耗した上に、さらに会陰の痛みで思うように身体が動かせないと、ママの疲れやストレスも増加してしまいそうですよね。
会陰の伸びがよくなり、赤ちゃんの頭が通りやすくなることで、分娩時の赤ちゃんやママの痛みや体力の低下を和らげることに繋がります。会陰裂傷や会陰切開のリスクが下がれば、産後の痛みもその分ダメージが軽減されます。
産後の育児や日常生活のことまで考えても、赤ちゃんとママにとってなるべく負担の少ないお産にするために、会陰の伸びのよさが大切になります。
会陰マッサージのメリットは?デメリットはある?
会陰マッサージにより、会陰の伸びがよくなることで、分娩時にメリットがある反面、デメリットもあります。
会陰マッサージを行う前に、メリット・デメリットをしっかり確認しておきましょう。
会陰マッサージの注意点
会陰マッサージのメリット
会陰マッサージによる会陰の伸びの効果は、個人差がありますが、会陰マッサージを行うことで、ママにも赤ちゃんにもメリットがあります。会陰マッサージをすることで、会陰の伸びがよくなれば、分娩時に赤ちゃんの頭が通りやすくなり、赤ちゃんの負担や心拍低下などのリスクを軽減できる可能性があります。
ママも会陰切開をしないで済めば、産後のダメージや痛みなどの負担を軽減することができます。
また日本では、自分の身体に関することでも、デリケートな部位のことはよく知らないという人が多いので、会陰マッサージを通して身体のことについて知ることができます。
会陰マッサージのデメリット
赤ちゃんやママにとってメリットの多い会陰マッサージですが、会陰マッサージをしたからといって、必ず会陰裂傷が起こらないわけではありませんし、会陰切開の必要性がなくなるわけでは、ありません。
デメリットもあります。会陰マッサージは、手指を使って行うので、雑菌が侵入してしまう可能性があること、膣口、膣内を傷つけてしまう恐れがあります。また、会陰マッサージに痛みを感じる人もいます。
会陰マッサージはいつから始める?
会陰マッサージは複数種類あり、妊娠36週以降になると、会陰の伸びをよくするために、膣を広げて行う会陰マッサージを医師や助産師からすすめられることもあります。親指を膣に入れ息を吐きながら肛門の方向に親指を押し下げるという会陰マッサージの方法に驚くママもいるでしょう。
- 会陰マッサージは、1回や2回では、効果は出ません。会陰マッサージは、会陰の伸びをよくすることが目的なので、継続して行い、時間をかけて会陰の伸びをよくします。
また、指を膣内に入れない会陰マッサージのやり方によっては妊娠28週頃から始めることもできます。会陰マッサージは、自己判断で開始せず、必ず医師や助産師に事前に相談をしてからにしましょう。
会陰マッサージのやり方
会陰マッサージのやり方は複数あり、産院によってやり方が異なることも。今回は一般的な会陰マッサージのやり方をご紹介します。会陰マッサージは、手指やデリケートゾーンが清潔なお風呂上がりのタイミングがおすすめです。
妊娠36週以降の会陰マッサージのやり方例
妊娠28週以降の会陰マッサージのやり方例
会陰マッサージのポイント
会陰マッサージは、手指やデリケートゾーンが清潔で、会陰の皮膚が柔らかくなっているお風呂上りがおすすめのタイミングです。お腹が大きくなってくると、会陰に手が届かないこともあるでしょう。しゃがむのも大変な時期は、安定した低めの椅子に片足を乗せるのもおすすめの体勢です。
会陰マッサージをする際の注意点
会陰マッサージを行う際にどんなことに注意をしたらよいのか、気になりますよね。間違ったやり方の会陰マッサージでは、会陰を伸ばすどころか、危険を招いてしまうこともあります。会陰マッサージを行う前に事前に注意点を確認しておきましょう。
手の清潔さと爪の長さ
会陰マッサージをする場合、爪が長いと膣内や膣口を傷つけてしまうことがあります。傷口から感染症が起きてしまったら大変です。爪は、短くしておきましょう。もちろん手も石鹸やハンドソープでしっかりと洗い清潔にしておきましょう。
無理をしない
お腹が大きくなると、会陰まで手が届かないことや、会陰マッサージの姿勢が辛くなることもあります。無理のない姿勢で会陰マッサージを行いましょう。
また、会陰マッサージの最中にお腹がはったり、気分が悪くなった場合はすぐに中止をしましょう。
自己判断で始めてはいけない
会陰マッサージを開始するのに適した妊娠周期があります。早く始めた分、会陰の伸びがよくなるわけではありませんし、妊娠育児雑誌などに書いてある会陰マッサージを開始するのに適した妊娠周期だからといって自己判断で開始するのはやめましょう。会陰マッサージを始める前に、必ず医師や助産師に相談してからにしましょう。
体調が優れないときは行わない
体調が優れない日やお腹が張っていると感じているときは、会陰マッサージはやめましょう。また、切迫早産の疑い、その他の理由などで医師から安静を言われているときは、会陰マッサージはやめてください。会陰マッサージをすることで、赤ちゃんやママに悪影響が出てしまう可能性もあります。
植物性のオイルを選ぶのがよい
会陰マッサージをする際に使用するオイルは、植物性のオイルがおすすめです。植物性オイルのなかでも、カレンデュラオイルがおすすめです。
カレンデュラオイルは刺激が少ないとされていますが、会陰マッサージに使用する前に必ずパッチテストを行いましょう。
会陰マッサージにおすすめ!カレンデュラオイル
会陰マッサージの際に使用するオイルを選ぶなら、カレンデュラオイルがおすすめです。カレンデュラオイルは、会陰マッサージだけでなく、妊娠中から産後のママのケアや赤ちゃんのケアにも使用できる便利なオイルです。
カレンデュラオイルの効能や効果についてお伝えします。
カレンデュラオイルとは?どんなオイル?
カレンデュラはキク科の植物で、古くから薬草として使用されてきました。カレンデュラは、別名皮膚のガードマンと呼ばれていて、皮膚の保護をしてくれるといわれています。
カレンデュラオイルは、カレンデュラの花弁を乾燥させてオイルにじっくりと漬け込み、カレンデュラの成分を抽出しつくられた植物性のオイルです。
カレンデュラの基本情報
カレンデュラオイルの嬉しい効能・効果とは?
カレンデュラオイルには、傷ついた皮膚や粘膜の炎症などにたいして、修復保護作用があります。カレンデュラオイルは、皮膚への刺激も少ないことから赤ちゃんや妊婦さんにもおすすめです。
皮膚の保護作用
私たちの皮膚には、肌の潤いを保つための保湿機能、外部からの刺激から守るバリア機能がありますが、カレンデュラオイルには、 皮膚の保護作用がありお肌のケアに最適とされています。
殺菌・抗炎症作用
カレンデュラに含まれるカロテンが、ダメージを受けた皮膚や粘膜の修復を促し、タンニンやカレンデュリンには殺菌作用が期待されています。また、肌のターンオーバーの代謝を助ける働きがあるとされています。
抗酸化作用
βカロテンが、体内でビタミンAに変化し吸収されることで、肌や髪などの老化を防止する抗酸化作用があると期待されています。ゆらぎやすい妊娠中、出産後のママの肌や髪にもおすすめです。
万能オイル!カレンデュラオイルの効果的な使い方
カレンデュラオイルは、妊娠中から産後のママ、デリケートな赤ちゃんの肌にも使える便利なアイテムです。おすすめのカレンデュラオイルの使い方をご紹介します。
妊娠線の予防対策
妊娠中に、お腹のふくらみで赤ちゃんの成長を感じ嬉しい反面、妊娠線が気になるママも多いでしょう。妊娠によって急激に体型が変化することで、皮膚が引っ張られるために皮膚の真皮が裂けてしまうことで、肉離れが起き線が入ってしまう現象です。
妊娠線を防ぐためには、毎日保湿の高いケア用品で優しく丁寧にケアする方法が一番です。カレンデュラオイルは、刺激が少なく優しい植物性のオイルです。カレンデュラの花弁に含まれるカロテンが皮膚を保護し保湿しながら修復してくれる作用が期待されているので、妊娠中のデリケートな肌のケア、妊娠線の予防対策としておすすめです。
会陰マッサージ
分娩時に、会陰の伸びがよいとママや赤ちゃんの負担も軽減されるので、無理のない範囲で会陰マッサージを行うのがおすすめです。 会陰マッサージの開始時期は、事前に必ず、医師や助産師に相談しましょう。
カレンデュラオイルは、デリケートな部位にも使用できるので会陰の伸びをよくする会陰マッサージや、分娩で受けたダメージの回復をケアするのにも最適です。
乳頭マッサージ
授乳をした経験がないと、本来、乳頭はあまり伸びません。妊娠中から乳頭マッサージを行うことで、乳頭が伸びやすくなり赤ちゃんが、吸いやすいおっぱいになります。 乳頭マッサージを始める際は、事前に医師や助産師に相談しましょう。
産後に母乳育児をする場合は、乳頭が詰まることで、辛い乳腺炎になってしまうこともあります。産後の詰まりにくいおっぱいケアにもカレンデュラオイルはおすすめです。
辛い痔にも
妊娠中や産後に痔になるママは多くいます。妊娠中に大きくなったお腹の圧迫が原因で血行不良を起こしたり、分娩時のいきみによって痔になりやすいとされています。デリケートな場所だけに病院に行き辛い痔ですが、入浴や排便後清潔にし、カレンデュラオイルをやさしく塗布し自宅でセルフケアすることも。
赤ちゃんのおむつかぶれ対策に
生まれたばかりの赤ちゃんの繊細な皮膚は、トラブルがおこりがちです。赤ちゃんは、一日に何度も排便をするので、おしりがかぶれやすい状態です。おむつを交換するタイミングで、清潔にした赤ちゃんのお尻にカレンデュラオイルをやさしく塗布しておくことで、汚れや摩擦、刺激から赤ちゃんのお尻を守ります。カレンデュラオイルを手に取り、手で温めてから塗布してあげるのがおすすめです。
おむつかぶれが気になる場合
手荒れケア・手の保湿
普段の家事だけではそんなに手荒れが気にならなかったというママも、赤ちゃんのお世話のたびに手洗いを頻繁に行うことで手荒れが気になったり、カサカサしてしまったとハンドケアにお悩みのママもいるでしょう。
手洗い後にしっかりケアをしないと手の保湿機能、バリア機能はどんどん低下してしまいます。カレンデュラオイルに含まれるビタミンAが手荒れ対策におすすめです。
mamacharmのカレンデュラオイルは100%天然由来成分だからおすすめできる!
mamacharmでお届けしているカレンデユラオイルは、100%天然由来成分で、品質管理が徹底された国内製造です。ママと赤ちゃんだけでなく家族みんなで使えるのがmamacharmの嬉しいポイントです。
mamacharmのカレンデュラオイルは、乾燥したカレンデュラの花弁をナタネ油とオリーブオイルの2種類に付けも見成分を抽出しています。ナタネ油には、オレイン酸やビタミンKが豊富に含まれていて、肌になじみやすく柔らかな弾力を与えて、肌に柔軟さを与えます。
オリーブ果実油にもオレイン酸が含まれており、肌に溶け込むようなサラッとした感触で、肌の保湿をします。2種類の植物性オイルを使用することで、デリケートな肌に負担をかけず、健やかに保ちます。さらにみずみずしくほのかに香る爽やかなベルガモットの天然精油を配合した香りで、香りに敏感になるマタニティ期のママにも心地よく使ってもらえると人気です。
mamacharmのカレンデュラオイルは12の無添加
会陰マッサージ以外にも使える便利なカレンデュラオイルがおすすめ
会陰マッサージの目的やり方についてご紹介しました。会陰マッサージを行ったからといって、必ず会陰裂傷や会陰切開をしなくて済むわけではありませんが、伸びのよいしなやかな会陰に導くケアをしていて損はないでしょう。
会陰マッサージにおすすめなmamacharmのカレンデュラオイルは、妊娠中のママのケアから産後のお手入れ、赤ちゃんのおむつかぶれ対策にも頼れるアイテムです。
mamacharmは、マタニティ期からkidsの子育て期まで、ママや赤ちゃん、ご家族の幸せに寄り添う存在でありたいと思っています。mamacharmのカレンデュラオイルは塗布する際に、スキンシップにもなります。
ママの妊娠線ケアにカレンデュラオイルを塗布し、やさしくお腹をなでる。赤ちゃんの繊細な肌をカレンデュラオイルで守る。大切な人の肌に触れることで、ご家族の笑顔が増えることを願っています。