お宮参りはいつする?赤ちゃん・両親・祖父母の服装は?NGコーデも確認
2023.11.29 2024.02.27
産後は慌ただしい生活が始まるため、妊娠中からお宮参りについて情報を集めているママやパパも多いでしょう。とくに第一子となれば、初めてのお宮参りでいつ、どこで、何をすればいいのか。服装はどうすればいいのか悩むことも多いでしょう。
お宮参りについての基礎知識や、お宮参りをする時期、赤ちゃん、ママ、パパ、祖父母の服装についてまとめました。お宮参りにおすすめできないNGコーデもご紹介します。ぜひ、参考にしてくださいね。
お宮参りとは
お宮参りは初宮参りとも呼ばれ、 赤ちゃんが生後30日前後に、無事に出産できたことへの感謝の気持ちや、これからの赤ちゃんの健やかな成長を寝い氏神神社に参拝とご祈祷をお願いする、日本の儀式の一つです。
お宮参りの始まりは、鎌倉時代とされ産土詣(うぶすもうで)と呼ばれていました。鎌倉時代より前にも、赤ちゃんが生まれたら神様にお参りやお祈りをする儀式は、行われていたようです。
現代は医療が発達しているので、昔と比較して安全に出産ができ、食料も豊富で母親の栄養状態もよく、赤ちゃんに母乳を与えたり、栄養価の整ったミルクを上げることもできます。赤ちゃんや小さな子どもが健康に育つのが困難だった時代に、赤ちゃんが健やかに無事に育つように神様にお祈りをしたのが、お宮参りの始まりだとされています。
お宮参りはいつするのがベスト?
お宮参りの習わしでは、赤ちゃんが生まれた日を1日目として、男の子は生後31~32日目、女の子は生後32~33日目としています。しかし、この限りではなく、生後30日頃を目安にお宮参りをするケースが多いようです。
住んでいる地域によっては、生後100日目頃にお食い初め(百日祝い、ももか祝い)と合わせて行うこともあります。また、赤ちゃんが生まれた季節によっても変わるでしょう。例えば真夏や寒い冬に生まれた場合、厳しい気候の時期に赤ちゃんを連れてお参りするより、赤ちゃんの身体に負担の少ない時期にずらすケースもよくあります。
また、産後で体力が戻っていない、赤ちゃんのお世話や家事などで疲れているママの体調も優先しましょう。赤ちゃんとママの体調を優先にして、考え適切な時期にお宮参りのベストなタイミングを調整しましょう。
お宮参りはどこの神社でするの?
一般的なお宮参りは神社で行います。赤ちゃんが生まれた土地の神様が祭られている、
産土神(うぶすながみ)、氏神に限らず、安産祈願をした神社や、ママやパパ、祖父母が好きな神社を選ぶケースもあります。氏神が祭られている神社は、済んでいる地域の神様なので自宅から近いため、外出に慣れていない赤ちゃんのストレスや疲れを軽減することもできますね。
産土神(うぶすながみ)
氏神(うじがみ)
お宮参りは午前中?午後でも大丈夫?
お宮参りはを午前に行うのか、午後でも大丈夫なのか悩んでいる人もいるでしょう。神社にお参りをするのだから午前中にしなくてはいけないと思っている人もいますが、 お宮参りを行う時間に決まりはありません。
お宮参りが午前中がいいといわれている理由の一つに、清々しい気持ちの午前中、神社が空いている時間の方が願いが叶いやすいと考えている人が多いからでしょう。またお宮参りの後に会食の予定を立てやすいのもあります。
午前中にお宮参りをするメリットと注意点
午前中にお宮参りをする一番のメリットは、お宮参りの後のスケジュールに余裕が持てることです。[/marker]特にお宮参り後に会食をする場合や、祖父母や親族が遠方から足を運んでくれる場合は、帰宅時間を考慮して、お宮参りを午前中にするケースが多いようです。
また夏であれば、午後より日差しや暑さが厳しくない午前中の方がおすすめです。
神社に参拝に訪れる人は、お宮参りだけではありません。七五三、新年、受験シーズンになると神社が混み合うことが予想されるので、御祈祷の順番を待つこともあるので要注意です。事前予約できるか、当日に申し込みなのか確認しておくことをおすすめします。
午後にお宮参りをするメリットと注意点
午後は、午前中と比較して神社に参拝客が少ないため、 参拝や御祈祷がスムーズに進むのと、早朝から慌ただしくお宮参りの準備をしなくてよいというメリットがあります。
夏のお宮参りが午前中におすすめなように、寒い冬の季節は、陽が出て気温が上がっている昼頃がおすすめです。
午後にお宮参りをし御祈祷をお願いする人は、注意が必要なのは、ご祈祷の時間です。 神社によって御祈祷の受付時間が異なるので、事前に問い合わせて確認することをおすすめします。
お宮参り当日にすることや流れ
神社に参拝して御祈祷を受け、記念撮影や親族と食事会をするご家庭が多いようですが、お宮参りに決まった流れはありません。赤ちゃんが無事に生まれてきたことへの感謝と、これからの健やかな成長を願う儀式ですので、それぞれのご家庭にあったお宮参りの流れでよいでしょう。
神社へ参拝や御祈祷
神社で参拝だけ行い、御祈祷を受けなくても問題はありません。参拝のみなら30分程度でお参りができますが、御祈祷をお願いすると1時間程度かかります。御祈祷では、祝詞が読み上げられたり、大きな音がすることもありますので、赤ちゃんの体調や機嫌に合わせて検討するのもいいでしょう。
- 一般的に御祈祷のなかで、お神酒(おみき)をいただくことがありますが、授乳中のママはアルコールを飲むことはできませんので、飲む真似をするといいでしょう。
お宮参りの服装は?NGコーデを事前にチェック
お宮参りの服装に厳格なルールはありません。着物やセレモニースーツなどのフォーマルな装いをする人や、きれいめなワンピースを選ぶ人もいます。 私服でお宮参りをするのもOKですが、カジュアルやラフすぎたり、派手なデザイン、露出している服装、目立つアクセサリーもNGです。
カジュアル・ラフ過ぎる服装コーデはNG
デニムやスウェット、ジャージ、ハーフパンツ、Tシャツは、避けましょう。服装だけでなく靴も忘れないように気をつけましょう。スニーカー、サンダル、ブーツ、ヒールの高い靴はNGです。
- お宮参りで堅苦しい服装を選ぶ必要はありませんが、赤ちゃんが無事に生まれた報告と感謝、これからの健やかな成長をお願いするお宮参りなので、普段よりきちんとした服装を選びましょう。
派手なデザイン・露出の多いの服装はコーデはNG
参りの主役は、赤ちゃんです。一緒に参拝をする 大人の服装のカラーが鮮やかであったり、目立つ柄やデザインの服装は避けましょう。また、神前や仏前の前で肌を露出するのはマナーとしてNGです。
胸元が開いた服、座ったときに膝が出る丈のスカート、男性のハーフパンツもNGコーデです。
目立つアクセサリーもNG
お宮参りでは、服装や靴だけでなくアクセサリーやブランドのロゴが目立つバックは控えましょう。お宮参りでは、控えめなコーデがおすすめです。アクセサリーを身に付けるのなら、小ぶりでシンプルで上品なものを選びましょう。
おすすめお宮参りの服装コーデ
お宮参りでどんな服装がいいのか悩みますよね。お宮参りは神前仏前で行う儀式なので、シンプルでフォーマルな装いが理想的です。お宮参りの主人公は赤ちゃんなので 、赤ちゃんを中心に考えたコーデがおすすめです。お宮参りの服装選びのポイントをご紹介します。
赤ちゃんのお宮参りの服装
お宮参りでは、赤ちゃんの正式な服装は和装とされています。白羽二重の上に祝着(のしめ)をかける装いです。男の子の祝着は、強そうな兜、鷹、龍、武者などの柄が多く、女の子の祝着は、桜、牡丹、蝶、花車、神所車などの柄があります。
パパやママ、親族のお宮参りの際に使用した白羽二重や祝着を受け継ぐこともあるでしょう。最近では、白羽二重の代わりにベビードレスを着せて、その上から祝着をかけることが増えています。赤ちゃんのベビードレスは、女の子に限っておらず、男の子も着ることができます。祝着を掛けずにベビードレスやよそいきのロンパースでもよいでしょう。
- 祝着は購入する人よりレンタルで用意する家庭が多いようです。お宮参りの記念写真を写真館やフォトスタジオで撮る場合、お宮参り当日の祝着のレンタルがセットになっていることもあります。
ママのお宮参りの服装
ママのお宮参りの服装は、和装(訪問着、付け下げ)、洋装(セミフォーマルスーツ、セミフォーマルワンピース)がおすすめです。赤ちゃんのお宮参りでママが着物だと華やかなイメージがありますが、和装だと疲れやすく、動きづらいことから赤ちゃんのお世話がしにくいのがデメリットです。
無理に和装を選ばなくてもフォーマルスーツやフォーマルワンピースを選ぶことできちんとした、特別感が演出できます。 授乳をするママは、授乳しやすいデザインの服装を選びましょう。
パパのお宮参りの服装
パパがお宮参りで和装をする場合は、紋付き袴を着ることになりますが、とても目立つため最近では、パパが和装をすることは少なくなっています。パパのお宮参りの服装は、洋装がほとんどで、略礼服、白いワイシャツ、白ネクタイが基本です。
- 略礼服がない場合は、スーツでも構いませんが、ブラックスーツやダークスーツを選ぶと安心ですが、落ち着いた色のスーツであれば問題ないでしょう。
祖父母のお宮参りの服装
祖父は、パパと同じく略礼服もしくはスーツを選ぶケースが多いでしょう。祖母は、ママに合わせて和装か洋装にあわせます。祖母が和装を選ぶ際、以前までは黒留めそでがマナーとされていましたが、今では、黒留めそでより、色留めそでや訪問着が多くなっています。
お宮参りは赤ちゃんとママを優先に計画を立てよう
お宮参りは、赤ちゃんの生後30日前後を目安に行われますが、いつお宮参りをしなくてはいけないというルールはありません。神社に参拝だけする、記念写真撮影だけする、赤ちゃんのお披露目を兼ねた食事会だけにするなど、お宮参りのスタイルは、家族ごとで異なります。お宮参りは、赤ちゃんと産後のママの体調を優先して計画を立てましょう。
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